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Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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Shige&Happy@ Re[1]:実践しているデンタルケア(12/24) mabo400さんへ 一旦始めると、毎食後やら…

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2016/05/14
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カテゴリ:最近読んだ本

日本の特別地域シリーズ66

 この地域批評シリーズは、地方新聞社の各支局の取材記事レベルのきめ細かさで、全国の都道府県や政令指定都市、東京都の区単位で、地域の現状や課題を暴き将来像をみつけようとしている。「これでいいのか佐賀県」はその66巻目ということになるようだ。

「これでいいのか佐賀県」
地域批評160514
(鈴木士郎・佐藤圭亮編、(株)マイクロマガジン社:2015年3月12日発行)

 2人の編者はフリーライターで、このシリーズを分担して取材している。言葉を選ばず遠慮なく書かれているが、ずばりあたっていることが多い。使われている言葉が辛辣だから、県民としては反発したくなるが、そのとおりだから妙に納得してしまう部分がある。

 まず表紙のキャッチコピーはつぎのようになっている(表紙写真参照)
  どマイナー佐賀の売りはずばり素朴な「田舎」

 次に、イントロダクションの部分の見出しは、次の7項目である
 「歴史」 近代までは大活躍 なのに地味なのはどういうこと?
 「気質」 控えめだがプライド高し 佐賀気質は昔気質が過ぎる?
 「合併」 東部をのぞきスムーズな合併だった? いやいやその内実はかなり複雑
 「インフラ」 佐賀は田舎と侮るなかれ 電車も道路も驚きの充実
 「産業」 やっぱり中心は一次産業 自慢は多いが知名度低し
 「観光・文化」温泉・遺跡に焼き物と資源は豊富だが活用具合は?
 「衰退」 福岡に吸い取られる人口 佐賀の問題点はどこにある?

 県民にとってはいらだつ内容であろうが、あたらずとも遠からずなのだ。そして、内容は次の7つの章からなっている。章名だけをあげておこう。

 第1章 ど派手な佐賀史も途中からは地味
 第2章 佐賀県人ってどんなヒト
 第3章 県都佐賀市の衰退は何が原因なのか
 第4章 「異国」唐津圏は福岡に接近中
 第5章 県内最強へ育ちつつある「国境の町」鳥栖
 第6章 新幹線は県西部をどのように変えるのか
 第7章 寂れた田舎から美しい田舎へ! 佐賀最大の魅力は素朴さだ

「唐津市郊外」
唐津市郊外160514
(唐津圏は、第4章にあるように福岡に接近中。写真は唐津から福岡に向かう道路)

 佐賀人は「佐賀は何もなか(無い)」と言う。しかしそれは自虐的すぎる。佐賀には多くの埋もれた宝がある。その魅力を全国に売り出す努力が官民に求められている。

 市町村合併後、地域の良さが急速に失われつつある。この本は各地方自治体の議員や首長に特に読んで欲しい。書かれていることは耳が痛いことが多すぎるかも知れないが。

 最後に編者の後書きを紹介しておく。

  佐賀人は「佐賀はイナカだイナカだ」というけれども、電車3時間待ちとかが滅多に
 ない時点でイナカじゃないよ! むしろ、すぐに都会(福岡)に移動できて、イナカ的な
 風景があるというのは本来千葉や埼玉にあった良さ。今後のことは、その点を大事にし
 て進めて欲しいものです。
(鈴木)

  「佐賀には何もないけん」と複数人から5回ほど言われて、本当に自虐するんだと妙に
 感心した。地味かも知れないがレンコンの美味しさに仰天、あれに比べたら関東で食うレ
 ンコンはプラスチックのようなもの。清酒も美味しいし、もっと自信をもってアピールす
 べき!
(佐藤)

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Last updated  2016/05/23 07:04:27 PM
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