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カテゴリ:日本地理・世界地理
バヌアツ共和国での2年間 現在関わっている職場の関係で、JACAの事務局スタッフの方の話を聞いた。今から15年くらい前に「地球が100人の村だったら」という本が話題になった。本棚を探していたら残っていた。処分していなかったのだ。 家にあったのは、池田香代子再話、C.ダグラス・スミス対訳(マガジンハウス社)の2002年第6刷だった。この本はインターネット時代に入ったことを象徴する本だ。ある学校の先生が毎日生徒にメールで学級通信を送っていた。そのメールの内容がネットを通じて世界に広まったという。そしてその内容が「もし世界が100人の村だったら」という本の元本なのだ。 今日の講話は、それのスタイルをつかって話が始まった。80人が開発途上国に住んでいる。そして、その開発途上国の一つが今日の講師が2年間住んでいたバヌアツ共和国だという。 「わかりやすい例え」 大体ほとんどの人がバヌアツ共和国の位置を探すことができないだろう。オーストラリアの東にあるメラネシアの島である。緯度はタヒチとほぼ同じで、面積は新潟県とほぼ同じ、人口は約25万人という。 講師のYさんは30歳ぐらいの元女性看護師である。バヌアツの中心都市からさらに飛行機で1時間半ばかり飛んだ小さな島で、主に衛生面の指導にあたったという。 「開発途上国の分布」 1日2ドル以下で暮らしている人が40人もいて、電気が使えない人が25人もいる。そしてこれらの人々の情報はほとんど入ってこない。開発途上国は自然・地理・経済などの面の条件だけでなく、情報の面でもかなりのハンディを持っているのだ。 100人のうち80人が開発途上国に住んでいるという事実を、なかなか体感することはできない。でも、実際に暮らした人から聞く事実はとても具体的で説得力があった。 自分にとっても、この講話はとても有意義だった。何から初めていいかわからないが、まずは、地球上で自分たちがマジョリティではないということを知ることからだろう。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/06/27 01:24:39 AM
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