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テーマ:身近な人権問題(280)
カテゴリ:人権を学び心をたがやす
少人数の学校ならでは 本日(28日)は、管内の小さな小学校で人権教室を実施した。自分はもっぱら高学年か中学生担当だから、この日はまず低学年と中学年の授業を参観した。 小学校低学年にはどう話したらいいのか、中学生相手に数十年話してきた人間には難しい。低学年や中学年の人権教室を参観させてもらって、低学年や中学年に対する話し方や教材の組み立て方など大変参考になる部分があった。 中でも、低学年の紙芝居が印象的だった。最近は紙芝居もパワーポイントを使ってスクリーンや電子黒板に投影するパターンが多い。しかし今日は少人数の児童が相手だったので「本物の紙芝居」だった。 自分の子ども時代、紙芝居のおじさんが来るのが楽しみだった。まずおじさんは水飴や型抜きのお菓子を売る。集まった子どもたちは握りしめた硬貨でお菓子を買う。そしていよいよ紙芝居の始まりだ。自転車の荷台の上の木枠の中の絵に見入ったものだ。 「昔ながらの、本物の紙芝居」 (読む人の声音や抑揚、語りの間で、絵の中の世界に引き込まれてしまうようだ) あとで訊くと、今日の紙芝居を担当した方は普段から子供たちへの読み聞かせの活動を行っているという。物語の世界に子どもたちを引き込んでしまう素晴らしい語り口は、一日二日で会得できるものではないのだ。 なんでもデジタルという時代で、家の中や町では人工的な音があふれている。電車や駅のアナウンスも人工的な合成語になって久しい。そのような中で、今日は人の「言葉の力」というものをたっぷりと知らされた。 ↓ランキングに参加しています。よかったら下のアイコンをクリックしてください。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/02/11 07:17:50 PM
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