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テーマ:海外旅行(7525)
カテゴリ:海外の旅
2011年、パナマ運河を航行
実際に通って、この運河の重要性が再認識できた。最近はコロナウィルス問題もあってグローバル化の影の面がクローズアップされている。 今回のクルーズで通過したスエズ運河とパナマ運河は、グローバル化の出発点となったビッグプロジェクトだった。この運河建設のためにパナマは運河地帯をアメリカの租借地にされた。現在では返還され通行料は国の重要な財源となっている。 「パナマックスサイズの船が上下線ですれ違う」 (現在は第二運河の建設でもっと大型の船が航行できるようになった) 拡張工事は2016年に完成した。拡張工事前は長さ294.1m、幅32.3m、喫水12.04mまでの船しか航行できなかった。これを当時はパナマックスサイズといった。現在は、長さ366m、幅49m、喫水15.2m船まで航行できるようになり、待ち時間も少なくなっている。 「拡張されたガツゥン閘門」 (喫水線の異なる船が同時に通過できるようになっているようだ) パナマ運河の拡張で外洋船の大型化も進んだ。造船業界にも経済的な恩恵がもたらされている。なお、スエズ運河は閘門式の運河ではなく掘削しただけなので、通過できる船の大きさに制限はない。ただし、上下同時に航行することはできないので待ち時間はある。 海運は日本で言えば邪馬台国時代の古代から、21世紀の現代にいたるまで、経済発展の大きな原動力となってきた。IT化がいくら進んでも、大量の物を輸送するには、タンカーや貨物船の役割はまだまだ大きい。 9年前、2つの運河を航行することでまさにそのことを体験した。 ↓ランキングに参加しています。よかったらクリックをお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/10/18 12:02:22 PM
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