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テーマ:人権教育のあり方(19)
カテゴリ:人権を学び心をたがやす
離島の小さな小学校へ
法務省管轄の人権擁護委員による児童生徒への人権啓発活動の三本柱は、「人権教室」、「人権作文コンクール」、「人権の花」である。今年は山間部と離島の二つの小さな小学校で、「人権の花」の活動に取り組んでもらう。 玄界灘に浮かぶ小さな小学校、地元の子どもたちは少なく、島外の子どもたちの離島留学生を受け入れて何とか学校が存続している。本土の港からも10分という近い島なので、いずれは本土の学校に統合される予定である。 「久し振りに給食をいただく」 (シニアの自分たちには量もちょうど良かった) 11時40分発の定期船で行ったので、学校はちょうど給食時間だった。自分たちの分も前もって用意されていたので、久し振りに学校給食を食べた。一食分320円とは思えないほど美味しかった。 「人権の花贈呈式」 (お偉いさんが出席しての形式的な贈呈式はやめたいのだが) もう何十年も続いている行事で、法務局の支局長や市役所の課長などもくるので、つい上から目線になる。必要以上に子どもたちを緊張させるのはどうかと思うが、子どもたちは元気よく司会進行などの役割を果たした。 「アンパンマン」のやなせたかしさんデザインによる 「人権まもる君」と「人権あゆみちゃん」の着ぐるみが子どもたちに人気がある。この中には人権擁護委員が入っている。夏は暑くて大変だがこの役割は特定の委員にほぼ固定している。 贈呈式が終わったら、地元の保護者達も交えてみんなでプランターに花を植えた。8人という少人数の学校だから、誰かが手を抜けば作業は進まない。逆に言えばだれもが主役の学校だ。小規模校にはそういう利点もある。 「みんなで花を植える」 (島外の子は島に寄宿している子もいる、いろんな事情を抱えた子どもたちだ) しかし、今日の行事で見ている限り、全員が楽しく積極的に取り組んでいた。本籍校でつまづいた子どもたちも、この小さな島の学校では生き生きと過ごしているようだ。自分の居場所を見つけたのだろう。 花は島の定期船の発着所に置くという。子どもたちから、島の人や島を訪ねる人々へのプレゼントである。子どもたちも自分が植えた花を見てもらうことで、人を楽しませているという充実感を感じることだろう。 ↓ランキングに参加しています。良かったらクリックをお願いします。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/01/06 11:15:45 AM
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