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テーマ:人権教育のあり方(19)
カテゴリ:人権を学び心をたがやす
「♪最初に聞いたWelcome」
ある中学校の2年生に「差別」について話す機会がありました。中学2年生は歴史で江戸時代の身分差別を学習し、この中学校ではそのあと道徳の授業でも学びます。私の時間は、それを再度フォローするための40分間でした。 まず、「どのような差別がありますか?」と問いかけました。中学2年生の段階ですから、あまり活発な反応はありませんでしたが、「男女差別」や「人種差別」、「障害者差別」などが出ました。 「どのような差別があるか」 (マイノリティという言葉は2年生には出す必要は無かったかもしれません) 次に「差別をなくすために大切なことは何ですか?」と問いましたが、これは最初から反応は少ないと予測していました。そこで、差別されない状態を漢字2文字で何と言いますかと言い換えましたが、誰かが小さな声で「○○」という言葉を言っていたようですが、やや難しくかんがえているようでした。 そこで、3年生になって学ぶ憲法14条にある「平等権」の一節を提示しました。つまり、最後の行にある「差別されない」という言葉は、「法の下の『平等』」という言葉を受けているのです。 「法の下の平等」 (みな平等で人間として尊重されることが、差別されないこと) 「君たちが生まれたこと、これまで生きてきたこと、そしてこの学級(学年・学校)で出逢ったことは奇跡です。その奇跡を大事にして、各自の存在や生き方を認め合うことが、差別のない平等な世の中につながります」と語りました。 「かけがえのない命(いのち)」 (今日のように、またみんなと会える明日が来るとは限らない) このあたりの説明が内容過多で、やや冗漫になった嫌いがあります。もっとシンプルな伝え方を研究する必要があります。 終わりに、中島みゆきさんの「誕生」のライブ盤を視聴させました。17年前のライブですが、彼女の力強くて、世界中の「いのち」をいとおしみ包み込むような歌唱は、ぎゅっと人の心をわしづかみにする力があります。2回聴かせる予定でしたが、時間不足で、2回目はサビの部分だけを聴かせました。 「♪誕生」 (この歌詞の最後の部分を、2回目に聴かせるときに配布した) 私的な視聴を教室で共有しているという考えで、著作権問題はクリアしていると考えました。この感動的な歌を、何人かの生徒でも感じ取ってくれたらいいし、成長してこの歌を思い出してくれたらと思います。 ※この「誕生」のライブは下記のリンクから購入できます。この感動的な楽曲を知らない人はぜひ一度視聴してください。 ↓ランキングに参加しています。良かったら下をクリックして下さい。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/10/02 04:33:38 PM
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