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Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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Shige&Happy@ Re[1]:実践しているデンタルケア(12/24) mabo400さんへ 一旦始めると、毎食後やら…

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2024/02/09
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​​エッセイと歌、表現スタイルは違っても​​

 人権啓発に関する活動に携わって7年目になる。日頃から、どんなテーマにするか、どんな資料をどう構成するかということを考える。ネット検索が便利で速いが、資料に使えると思って買った本も本棚の大きなスペースを占めている。

 最近、趣味の部屋の模様替えをしている。本棚の本も「テーマ別に」を意識して入れ替えたりした。そうしているなかで、買ったけど読んでいなかった本がとても多いことに気づいた。

「心を動かす言葉」

(2006(平成18)年に初版が出ているが、著者はまだ存命している)

「生まれてきて良かったね」​
 百五十億光年という気の遠くなる様な宇宙の歴史。その中でやっと四十六億年
前に
地球が生まれ、生命の誕生は三十八億年前、微生物は二十七億年前。その後
長い長い
時間が過ぎ、 明石原人や葛生原人が暮らしていたのが五十万年前。縄
文の草創期が
約一万年前。紀元前後六百年にわたる弥生時代。古墳時代、奈良や
平安、多くの時代
を経て、今、やっとやっとやっと生まれてきたということ。
 「世の中大変なんだ。そんな事では生きられないよ」と子どもたちのお尻を叩
くよ
り、「気の遠くなる様な時間の流れの中、大変な確率で、今やっと生まれて
きたんだ
よ。生まれてきて本当に良かったね」と大人は心をこめて子どもたちに
伝えたい。
 そして、生まれてきたために、地球上の様々なメッセージに触れることが出来
る幸
せについて、なお語りたい。  
              ​(以上 幻冬舎文庫2018年第5版P142 より引用)​

 この本のタイトル「心を動かす」に、「心を動かされて」買っていたものだ。2018年という年は人権啓発に関する役職を引き受けたころだ。とにかく子どもたちの心に響く語りかけをしたいと思っていたから、書店に並べられた多くの本の中でこのタイトルが目についたのだろう。

 だけど、いくつかの章を拾い読みしただけで、上に引用した部分にはつい先日気づいたばかりだ。「生まれてきて良かったね」というタイトルは、実は別の表現スタイル、「歌」でキャッチしていた。

 その「歌」とは、シンガーソングライター中島みゆきの「誕生」という歌のことである。この歌がリリースされたのは1992(平成4)年だから、加賀美幸子のエッセイの初版よりも14年ほど前になる。

「誕生」

(YouTube「中島みゆき」公式チャンネルより)

 時間にして6分53秒という長い曲であり、歌詞も全部引用できない。よって、最後のサビの部分だけを以下に引用する。

Remember 生まれた時 だれでも言われたはず
耳をすまして思い出して 最初に聞いた Welcome
Remember けれどもしも  思い出せないなら
私いつでもあなたに言う
生まれてくれて Welcome

Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember いっしょに生きてたこと
そして覚えていること

 最近は、「誕生」を歌っている中島みゆきのライブ映像を使って、「生まれた、生きていることに感謝しよう」という内容の話をする。特に中学生に聴かせると、この歌詞の意味が少しは伝わっている手応えを感じる。

 中学生の時期は自意識が芽生える頃だが、そこには個人差がある。また、家庭環境もそれぞれ違う。だから、一足飛びに「産んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう」とはならない。それでも、感想文を書かせてみると、「良い歌だと思った」とか「歌詞の内容に感動した」と書く生徒もクラスに数名はいる。

 今は十分意味が判らない生徒も多いと思う。でも、数年後、あるいは自分が親になった時に、この歌の意味が分かってくれたら良い。

 加賀美幸子のエッセイも中島みゆきの歌詞も、ほぼ同じことを語っている。特に「誕生」という歌は今後も歌い継がれてゆくだろう。「誕生」は、中学や高校の国語(音楽ではなく!)の教科書に採用されたことがある。(「高校生の現代文」~角川書店・1999年度、「中学国語(1年)伝え合う言葉」~教育出版・2005年度)

 中島みゆきのレコードデビューは1975年の「アザミ嬢のララバイ」だから、来年はデビュー50周年となる。中島みゆきが他のミュージシャンに提供した楽曲も多く、それらは各年代(1970、80、90、00、10)においてオリコンヒットチャート1位を獲得している。これは、誰も成し遂げていない偉業である。

 最近の若い世代にとって「見映え」、「聴き映え」のする楽曲は、ダンスだか体操だか、とにかく身振り手振りというか、アクションが多い。テンポもかなりアップテンポなので、歌詞の内容がよく分からない。自分が歳とったのかもしれないが、最近の歌からは感動を受けることが少ない。

 それでも、若い世代がつくり、歌っている楽曲からも素材を発掘したいと思っている。だが、なかなかめぐり会わないというか、聴く機会が無い。YouTubeなどの動画サイトには必ず埋もれた歌があると思うのだが・・・。

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Last updated  2024/02/13 03:16:56 PM
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