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テーマ:人種差別(12)
カテゴリ:人権を学び心をたがやす
42 大リーグ唯一、全チームで永久欠番
MLBでは、毎年4月15日に全選手、審判が背番号「42」を付けてプレーする。この日が、黒人初のメジャーリーガーを記念する日ということは知っていた。しかし、この伝説の選手、ジャッキー・ロビンソンについて詳細は知らなかった。 ある中学校で2年生を対象に「差別を無くすために」というテーマで、人権教室を担当することになった。その教材として、ジャッキー・ロビンソンを取り上げた。資料集めのため、ジャッキー・ロビンソンの伝記(2013年:汐文社)の中古本をネットオークションで入手した。「42-世界を変えた男」(2013年アメリカ)という映画があることを知り、DVDをレンタルショップから借りた。 ジャッキー・ロビンソンについて知る (初の黒人大リーグ選手、様々な差別を受けながら活躍した) 1945年、MLBのブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキーは、優秀な黒人選手の獲得を考えた。そして、黒人だけの「ニグロリーグ」で抜群の成績を上げていた、ジャッキー・ロビンソンに注目した。リッキーはロビンソンに、差別を受けた時に「やり返さない勇気を持つこと」を求めた。 やり返さない勇気 (リッキーは、「偉大な選手、かつ立派な紳士であること」を求めた) ※映画「42-世界を変えた男」(2013年アメリカ)より 1947年4月15日、ジャッキー・ロビンソンはメジャーデビューを果たす。当時400人いた選手の中で初の黒人選手だった。試合の中で、相手チームの監督や選手や観客から様々な中傷や差別を受ける。差別者はチームメイトにもいた。また、ホテルやレストランは、黒人の立ち入りを断るところが多かった。 ロビンソンが受けた人種差別について、映画「42世界を変えた男」のシーンをピックアップして静止画や動画で見せ、どんな差別があったのか発表させた。具体的な映画のシーンは印象に残ったようである。 まとめとして「差別を無くすためにはどうすればいいか」と問いかけ、意見を出してもらった。生徒からはいくつかの意見が出された。中盤のジャッキーが差別される映画のシーンの提示が情報過多になり、肝心の終盤が時間不足だった。 最後に、差別の反対語を考えてみようと問いかけ、次のスライドでまとめた。 差別の反対語・対義語は? (身近な差別に気づき、行動する事が大切だということを考えさせた) 翌日、A4用紙の上部に「ジャッキー・ロビンソン選手の実績と功績」というスライド(時間不足で見せられなかった) を添付し、「感想や意見」と「ジャッキー・ロビンソンさんへのミニレター」を書くワークシートを届けた。 「ジャッキー・ロビンソンの実績と功績」 (十分伝えられなかったことを、このシートで補充した) 年間数コマの「人権教室」を担当しているが、今回も情報過多だった。反省点も多いが、後で届けられた生徒の「感想や意見、ジャッキーロビンソンへのミニレター」からは、それぞれが差別について考えてくれたことが伝わった。 この時間の反省をもとに、機会があったらもう一回この教材でリベンジしてみたいものだ。 ↓ランキングに参加しています。良かったら下をクリックして下さい。 写真日記ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/07/21 10:41:20 AM
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