考え方ではなく、感じ方が人間を決定する
考え方ではなく、感じ方が人間を決定する。意味や価値を感じてこそ人生、燃えてこそ人生、燃えるのは感性です。愛も幸福も生きがいも考えるものではなく、すべて感じるもの、理屈を超えたものです。どんな豪邸に住んで裕福な暮らしをしていても満足できないで、「私はなんて不幸なのだろう」と思っていると、幸福ではありません。六畳一間に家族四人で住んでいても「私はなんて幸せなのだろう」と思えれば、幸せです。愛・幸せ・生きがいのように、「価値あるもの」は、すべて考えるものではなく、感じるものです。感じ方にこそ、その人の個性が表れます。感じ方が人間を決めるのです。人が成長するというのは、その感じ方が成長するということです。・・・・・・・・・・・芳村思風先生と行徳哲男先生の出会いのキッカケとなった言葉です。「考える=理性」と「感じる=感性」は、人間のなかで、対等の価値をもつ全く違った能力。人間には、60兆個の細胞が一つの命として、感性が統合している。感性は、人間が生まれてから死ぬまで一時の休みもなく働き続けている存在です。精神と肉体を根源的に統一しているのは感性です。「私」の意識を根底から支えているのは感性しかない。「私」という理屈抜きの意識は、理屈抜きの存在である感性によって支えられている。感受性とは、外部からの刺激によって反応を誘発される受動的能力。受動的でなく、積極的に感じ取る力、自分が生きて行くために必要な情報を自ら感じ取ろうとするのが感性の働きが、「求感性」である。求感しなければ感受できないのです。求感性とは、自分の心を本当に納得させてくれるものを求める力です。本当に納得させてくれるものとは、「真実」であり、「感動」です、