acupunctureの日記

[健康] カテゴリの記事

全10件 (10件中 1-10件目)

1

• 悪阻

  先週はとても忙しく、特に土曜日は仕事が忙しかったのもあり・・・土曜日の夜から喉が痛くて、だるくて・・・・でも、娘がいるのでゆっくり休めずにすっきりしない体調です 先週治療した患者さんに、悪阻が辛いので治療してほしいとおっしゃる患者さんがいました。まず、妊娠する前の体調と妊娠後の食生活を伺って、この患者さんには悪阻がおさまるまで、アイスを止めて頂きました。そして自宅でお灸をして頂いたところ1週間で悪阻がおさっまた！！と喜んでいました。その人によって、対処方法は違うのですが、悪阻がひどい患者さんには冷えと甘いものが好きな人が多い気がします。私も甘いもの大好きなので、体調が悪くなると甘いものと冷たいものを控えています。 そして、この梅雨の時期は体調を崩しやすいので、気をつけたいなぁ～と思ってます。それにしても、母乳で育てていると安易に薬は飲めないし、自分が病院に行くのも一苦労だし、色々と大変ですが・・・娘のためなら頑張れるんですね！！  

  2006.05.29

  コメント(10)

• 西洋医学と東洋医学で健康になる！！

  妊娠～出産～育児～と経験すると、身体にも色々と変化があるものだと感じています。 最近、私は自分の身体のケアとして西洋医学と東洋医学融合のケアをしています。なぜかというと、両方のいいところを組み合わせて、自分の身体の癖だったり不快な症状を早く消さないと・・育児は体力勝負なこともあり大変だからです。そこで感じたこと・・東洋医学の診断の基本は病名で判断するのではなく、その人の身体全体的を総合的に判断して、その人にあった治療を導きだすという点にあります。ところが、西洋医学とあまりにも違いすぎるという理由から、現代西洋医学の理論のもとで漢方薬を使う医師や薬剤師も多くなってきているようです。例えば、妊婦さんが膀胱炎になり、抗生物質は使いたくないから、「猪苓湯」という漢方薬を処方する。妊婦さんが風邪を引いたから、葛根湯を処方する。このような使い方は、化学的な薬の代用として漢方薬が使われただけのことで、東洋医学の診療とはいえない部分が大きいと思います。友人の漢方薬専門の医師は、「漢方薬を西洋医学の理論で用いるのは野球の選手にサッカーをさせるようなもの」と言っていました。もちろん、サッカーが得意な野球選手もいると思いますが、本領を発揮せず終わってしまうのかな～と思います。なので、漢方薬にも同じことが言えるんではないかと思っています。お互いのルールさえ理解できれば西洋医学と東洋医学の融合治療はとても、良いと思います。私も常に西洋医学と東洋医学融合で考えています。両方のいいとこを組み合わせて患者さんを治療をしたり、自分の身体をケアしたりしています。薬が使いずらい妊娠中・授乳中は、西洋医学・東洋医学融合治療を試みるいい機会ではないかと思います。実際、自分もそう実感しています。薬を使うほどではないけれど、妊娠中のつわりやこむら返りのように不快ではあるけれど妊娠継続には影響のない症状には東洋医学理論であるセルフケアや鍼灸治療を受けてみたり、おなかの張りが強くて、産科で張り止めをの薬が出されたときには、張り止めを飲みながら、漢方薬や鍼灸治療を併用することで張り止め薬の服用が短くできるかもしれません。そして漢方薬ですが、主に生薬を組み合わせた煎じ薬と、インスタントコーヒーのように顆粒にしたもの、錠剤や丸剤・シロップに固めるなどの加工をしたもの、どちらも数種類の生薬を組み合わせていますが、それには理由があります。漢方薬に用いられる生薬には、異なる作用がありますが、生薬の組み合わせによってその作用が強くなったり、中和されたりします。この組み合わせの技術は長い歴史の中で培われてきたもので、この基本ルールを守りながら、一人一人の体質や病態におおじて、薬をさじ加減をしてオーダーメイドの薬を作ることができます。そのメリットが最大限に生かせるのが煎じ薬です。妊娠中や授乳中に使いずらい生薬を、同じような薬効に差し替えることができます。顆粒剤はこれができません。でも、煎じるのが面倒で手間だという人は錠剤・丸剤やシロップをいくつか併用することで煎じ薬に近い組み合わせにすることも可能です。症状が軽い場合には顆粒剤を使い、重い場合は煎じ薬を処方するお医者さんもいます。このようにして、自分の身体に合ったケアができるといいなぁ。と思っています。育児は本当に体力必要・・・寝込んでいられないし！！でも、薬を飲むほどではない不快な症状とずっと付き合うのは、赤ちゃんにもよくないし・・やはり健康が一番ですね！！     

  2006.05.07

  コメント(2)

• 盲腸の傷治療

  最近、盲腸の手術痕の痛みを改善したら妊娠したという友人がいます。患者さんの中に、盲腸の手術をした方の割合が多いとうことは、やはり、盲腸の手術をすると身体に何か負荷がかかるのではと思われます。私の友人は傷痕も比較的きれいに治り手術そのものは成功しましたが、西洋医学では何ら問題にならない傷の癒着があり、それが原因となり、不定愁訴が出たんだと思われました。友人が盲腸の手術痕にお灸をし、お腹のつれる感じがなくなったら、妊娠した理由に盲腸のまわりには女性に大切な部分がたくさんあるので、それが影響したのかもしれません。中でも盲腸の手術は、ほとんどが10歳代であり、ちょうど成長期にあたります。その手術痕は、身長が伸びたにもかかわらず盲腸の傷口がそのままなので、引きつれをおこすことになったのかもしれません。また、盲腸はちょうど右のそけい部近くにあり、腰に関係のある筋肉が走行したり、下肢に行く血管が通っていますから、盲腸の手術痕の痛みを消失させたら腰痛や膝の痛み、生理痛や便秘などが治ったということがあります。恐らく、盲腸の手術によるほんの僅かな癒着が成長と共に身体に負担をかけ、少しずつ歪みを起こし、体力の落ちてきた頃に負担のかかっていた場所に愁訴を起こすのではないかと考えられます。盲腸と胆石、それぞれ二つの手術痕の痛みが、盲腸の手術痕だけの痛みを取る治療をすると、胆石の手術痕の痛みも自然に取れる事があります。このように、盲腸は身体の他の場所に影響を及ぼすこともあるのです。東洋医学では、盲腸をとっても盲腸炎を起こした原因がなくなった訳ではないと考えます。そのために、実際の鍼灸治療では、盲腸炎を起こした原因を探して治療する方法を取る事になります。 盲腸の傷治療は、傷口とその周囲を押して痛いところや違和感のあるところにお灸をしたりします。また右足首の‘内くるぶし’の上に、膝からつながる骨があります。その骨の内縁を膝に向かって押し上げていくと、膝の内側にぶつかります。ぶつかったところをよく探ると、グリッとして少し痛みのあるところが見つかります。それを膝の上に向けて押すと、盲腸の傷の痛みが少なくなってきます。ここを、押したり温灸をしたりします。盲腸だけでなく、手術痕にお灸をすることにより手術痕が綺麗な色に変わり、目立たなったりします。手術痕にお灸！！思い当たる人はお灸をしてみるといいかもしれません。

  2006.04.30

  コメント(0)

• 

  身体の曲がり角はいくつ？？

  お肌の曲がり角は25歳ってよく聞きますが、身体の曲がり角っていつなんでしょうか？色々と言われていますが、免疫力の低下が感じられるのは30歳半ばくらいからかもと言われています。中医学では、人間には生まれ持った生命力があり、生後、この生命力をなるべく浪費しないようにして、この生命力の低下を防ぎ強化するような生活を送れば、元気で百歳は夢ではないと考えられています。また、健康の基本は・睡眠・食事・快便よく食べて、よく寝て、いらないものをしっかり出すこと！！これが健康の基本です。例えば、新しくサプリメントを飲んでみた、漢方薬を飲んでみた、鍼灸治療をうけてみた、マッサージをうけてみた・・何かいつもと違う新しいことを始めたときに、この健康の基本の睡眠・食事・お通じに変化があるかも大事になります。肩が凝って、新しくサプリメントを飲んでみたら、ぐっすり眠れた！とかそのような変化も健康な身体になっているんだと実感できます。若い頃から規則正しい生活や適度な運動、ストレスが少なく前向きの人生観を持ち、腹八分の食生活など（読んでいるだけで無理と思いますが…）免疫力の低下を防ぐ生活を続けているならば良いのですが、生まれ持った豊かな免疫力が、毎年確実に徐々に減り続け、免疫力の弱りが身体に具体的な症状として表れてくるのが、ちょうど30歳代半ば頃と思われます。免疫力が低下している身体からのメッセージはどこ？免疫力は、年齢の4乗に反比例するとも言われます。 20歳と40歳では、年齢は2倍になりますが、免疫力は2の4乗（＝16）、つまり、16分の1になってしまうのです。後頭部の骨の際（A）と後頚部の縦に走るスジ（B）の間に出来る凹みに指を当て、垂直あるいはそこを中心に少し縦横に押して痛みがある時は、免疫力が低下しているかもしれません。ツボでいうと天ゆうというツボになりますが、天ゆう付近で痛いところがあれば、免疫力が低下している可能性があります。左右どちからが痛くても免疫力が低下している可能性があります。そんな時には、肘を曲げて出来るシワの端の周囲の押さえて痛い所を探し、お灸をしたり押してみたりするといいでしょう。そして予防のために肘を曲げて出来るシワの端の痛いところを健康な時に、時々刺激するもの良いでしょう。また扁桃と言って、ノドが免疫機能に関係する事が分かっています。外からの様々な病原菌やウィルスなどを、‘扁桃’でくい止めているのです。風邪をひくことそのものが免疫力の低下を示し、さらに、ノドをやっつけた病原菌などの毒素が全身にまわって、カラダの色々な場所で病気を起こす場合が少なくありません。扁桃を守るために、ウガイをしましょう。お茶を少し多めに入れ、飲んだ後で、残ったお茶にほんの少し塩を加えてウガイをするのもお薦めです。口呼吸は‘扁桃’を弱めますので、口を開けて寝る習慣のある方は、マスクをして寝るのもお薦めです。私はマスクをして寝ると、朝はずれていることが多いですが・・・ウガイもお茶やウガイ薬を使わなくても、効果があるといわれてますので、ウガイは本当に大事だと実感しています。

  2006.04.26

  コメント(5)

• 

  夏に向けて引き締めよう！！

  最近、自分をゆっくり鏡で見ることがなくて・・全身を映してみたのですが・・・やばいです！！二の腕は抱っこしてるので、なんだかたくましくなり？？でもぶよぶよしているし、お腹は・・・太もも・・・全身・・・ってなわけで全身を引き締めみようと決意！！でもでも、楽して引き締めたいとか思ったりもしてるので・・スポーツクラブに勤めているお友達から、頂いたこれを使ってみることにしました！！友達からは、マラソンを３度も完走したバリバリ体育会のくせになんて怠惰なんだ！と言われてしまったので・・ストレッチと腹筋もすることにしま～～す。ストレッチはストレッチポールを使いたいのですが、まだ購入できていないので、普通にやってみま～す。 食事は制限しません！（母乳育児のため）甘いものはもう少し控えようと思います。二の腕と太ももとウエストを測って、はじめま～す！！1週間後に経過をお知らせしま～～す。ぶよぶよ、撃退！！楽しく引き締めダイエット・・

  2006.04.10

  コメント(11)

• 姿勢！！

  最近、気になるのは姿勢です。赤ちゃんを抱っこしたりしているので、どうも姿勢がどんどん悪くなっている気がします。また、身体がどちらかに曲がっているような？歪んでいるような感じもします。鍼灸では、森羅万象を5つに分類する「五行論」の考えがあり、病気の原因は、《肝・心・脾・肺・腎》の５つの臓器のいずれかの働きが正常でなくなったことによるとされています。その他には、病気の原因となるものの一つとして「歪み」があります。歪みが五臓を刺激し病気となることもあり、逆に五臓の変動が歪みとなって表れることもあります。身体の異常を、身体を歪ませることによってバランスを取っていることもあります。また歪みからは様々な情報が得られ、歪みを診ることが非常に重要になってきます。 私の治療では、最初に患者さんに上向きに寝ていただき、舌を診たり、手首の脈を診たり、お腹や背中を押したり、頚や頭、手足のポイントとなる場所をチェックしたりして、病気の原因を探しますが、それと同時に、身体の歪みも調べます。患者さん本人がまっすぐに寝ていると思う姿勢で、カラダ全体がどちらかに曲がっていないか、顔が傾いていないか、部分的にも、鼻がまっすぐになっているか、首のどちらかが曲がっていないか、ノドボトケの脇が腫れていないか、足の開き方が左右対称か、肩や腰の高さが同じか、あるいは、うつ伏せに寝た時には、背骨全体や一つ一つの曲がり、間隔などを診ていきます。 歪みは、生まれつきの場合もありますし、生活習慣からくるものや、加齢、打撲や事故、潜在的な病気からのものもあります。側弯（背骨が左右のどちらかに歪んでいる）は、女性が多く、初潮と前後して始まることがあります。よってこの頃は、特に姿勢には注意した方がよいかも知れません。鼻が曲がっている場合は、空気の通りが悪くなり、雑菌が繁殖し、呼吸器の病気になり易く、首のノドボトケの脇が膨らんでいて、押して痛みを感じたときには甲状腺疾患の予備軍かも知れません。身体が曲がると、身体をまっすぐに感じようとして、顔が身体と逆方向に曲がってきます。すると、顔に無理な力が加わり、ホルモン調節の中枢部にあたる下垂体を刺激して全身に影響が出ることもあります。若い頃は、免疫力も高く、少しのことでは歪みが病気に直接繋がりませんが、年を重ねるにつれ、免疫力が衰えると共に、その影響が少しずつ現れてきます。健康な身体は、美しい姿勢をしています。日ごろから姿勢には気をつけたいものです。 

  2006.04.06

  コメント(5)

• ダイエットにお灸

  患者さんに、痩せるツボないの？とよく聞かれます。痩せるツボ・・脂肪燃焼のツボ・・脂肪燃焼のツボあるんです！！でも、やはり食事の見直しは大前提になりますし、適度な運動も必要になります。それでも、そこにお灸をすると脂肪が燃焼しやすくなるので痩せやすくなります。どうしても痩せる必要がある患者さんには腰周りのツボなんですが、そこにお灸をしています。そして食事指導と運動指導も行います。効果も人それぞれですが、痩せやすくなっているのがわかります。部分痩せには鍼が効きます。とくにむくみで足がパンパンな時は鍼がよく効きます。リンパマッサージも効きますが、鍼の方が長持ちする気がします。全身のリンパと血液の流れをよくすると、むくみがとれて全体的にすっきりします。ようするに鍼もお灸もその人にとってよくなる働きをしてくれるんだと思います。患者さんの辛い症状が楽になるように、少しでもお手伝いできればいいなぁ。と思いながら日々勉強中です。私自身、そろそろ産後４ヶ月になります。お腹まわりのたるみをなんとかしなくては！と思い始めています。やはり運動が必要だなと思い、ヨガとかもやってみたいと思いますが・・バランスボールから始めてみようと思います。

  2006.03.20

  コメント(4)

• 肩の痛み・・それは

  今日は鍼灸のお話し・・病気が病としての姿（病名が付いてしまう状態です）を突然現すことは、ほとんどありません。必ずといっていい程、先に兆候が現れます。お医者さんに行ってもどこも悪くないと言われ、でも症状がある。こんな時は検査をしても数値的には異常はないことが、多いようです。未病を治す’（まだ病として現れない、隠れた病を治す）が東洋医学・鍼灸の真髄です。病名が付く前に、東洋医学的な所見が表れる事も多いように思います。例えば、右五十肩の痛みがある患者さんが来院されました。このかたはとてもお酒が好きなかたで、鍼灸の診断では、肝臓の反応点に多くの所見が出たために、右肩の痛むところには一切触れずに肝臓の治療だけで肩の痛みが治まりました。肩への直接の治療はしなくても、肝臓の鍼灸治療だけで痛みが改善したということは、痛みの原因は肝臓にある可能性が高いことを物語っています。また、五十肩の痛みがあるかたには随伴症状として、頭痛や血圧が高いなど脳に関係する症状をもっているかたも多いようです。その場合は、肩の治療もしますが、頭痛や血圧を調整するような治療をすることにより肩の痛みがとれたりします。この様に原因は内臓や他にあっても、最初は内臓に関係のない「肩が痛い」「腰が痛い」「足がつる」などの運動器疾患として症状が出てくる事があります。お医者さんに行ってもどこも悪くないと言われ、でも症状がある。検査をしても数値的には異常はない。でも、症状がある。そんな時は東洋医学の診断を受けてみるのいいかもしれませんね。＊五十肩の西洋医学的・詳しい説明はokayan112さんの日記に書いてあるのでご覧下さい。

  2006.02.27

  コメント(4)

• 髪の毛の話し・・

  今日、朝鏡をみたら・・前髪に1本白髪が・・！！！よ～く見ると頭のてっぺんにも1本。。そんなぁ、白髪が生える歳になったの？？？と驚きながら、よ～く考えてみると、出産後白髪が生えた気がする。でも友人の鍼灸師さんも出産後は東洋医学的に考えると気・血が不足するから髪の毛に変化があってあたりまえだよ。と言っていたっけ。そこで思い出したのが、恩師はよく女性の人に治療後にお風呂を禁止したり髪の毛を洗うのを禁止していた。理由は冷えるから。もっと詳しく言うと人間の体には要所要所に毛が生えています。いずれも体を守る意味があります。が、髪の役目は、頭部の熱の調節です。頭の熱しやすい人では髪が薄くなり、冷やしてはいけない人では、髪は多いと考えます。男性に髪のうすい人が多く、女性に髪が多いのは男女の特性の違いを表しています。それゆえ男性の植毛と女性の頻繁な洗髪は、この点から言えば自然に反することになると・・・そして赤ちゃんもお母さんのお腹の中（子宮）が温かいと、髪の毛は普通か少ないし、またお母さんのお腹の中（子宮）が冷たければ、髪の毛はしっかり生えて産まれてくるというのです。本当なのか？！本当かどうかもわかりませんが・・それよりも、私の娘は髪の毛が少ないので、ちょっと心配です。フサフサの髪の毛の赤ちゃんに憧れます。

  2006.02.15

  コメント(3)

• 腰痛・神経痛・・痛みの原因

  東洋医学的には傷も大切な所見私が患者さんに聞くことに、生まれてから現在までに手術をされたか、傷があるか、打撲などないか？と必ず患者さんに聞きます。これらの傷痕や手術痕、打撲などが、現在の愁訴に関係している事があるからです。東洋医学には、‘経絡’（けいらく）といって、目には見えない‘気・血’の流れるラインがあり、怪我や手術でその経絡に傷がつくと‘気・血’の流れが阻害され病気の原因になるのではといわれています。また、その傷の癒着によって筋肉や神経が引っ張られたり圧迫されたりして、物理的に障害を引き起こす事も考えられます。これらは西洋医学的には問題がない場合もあります。問診のときに患者さんに「傷はありませんか、あるいは手術をした事がありませんか？」と尋ねると、だいたいは「全くありません」と答えます。きっと忘れてしまってるんだと思います。そして治療となると盲腸の手術痕があったり、子宮筋腫の手術痕があったりスキーの骨折での手術や切った傷などが見られることがあります。毎日の生活では全く痛みを感じなくても、傷の周囲や傷そのものを押したりして、痛みや違和感があるときには、その傷は今も生きていて‘気・血’の流れを妨げ、それが何か愁訴を引き起こす場合があります。通常、傷口が白く細い線状になっている時には、その傷はほぼ大丈夫と思われます。でも、念のために押したり軽く引っ掻いてみましょう。傷の色が何年か経っても暗紫色だったり、引きつれている時には傷はまだ生きている事があります。傷の周囲1～2cmの範囲も同様にチェックしてみます。打撲をしたり傷を負ったりした時の事が、とても強く印象に残るような場合にも、まだ傷が生きている事があります。

  2006.02.09

  コメント(0)

全10件 (10件中 1-10件目)

1