Memoirs of a Geisha (Sayuri)
先日、久々に映画を観に行ってきました。映画は「Memoirs of a Geisha」(邦題:Sayuri)。この映画に関しては、特に日本人の皆さんは何かと色々言いたいこともあるかと思いますが、私の個人的な感想としては、結構良かったです。特にその映像の美しさに圧倒されました。本当に綺麗な映画です。しかも、主役のZiyi Zhang、可愛すぎ。以前、彼女を「Crouching Tiger, Hidden dragon」で観たときも、すごく可愛い女優さんだと思いましたが、今回はもっと綺麗で、見とれてしまいました。私は何年か前にこの原作の英語版を読みました。映画の内容はまさに原作をかいつまんだという感じで、原作を読んだ事が無い人には、ちょっと分かりにくい部分もあるかも。「原作の方が何倍も良い」っていう感想もたくさん見ましたけど、でもそれはほとんどの映画に共通するものであって、何故今更原作以上の映画を期待して観るのかが私にはよく理解できません。それはともかく、カナダ人の目から見たこの映画のプレビューもなかなか興味深かったです。多くの人が、私と同じように映像の綺麗さを絶賛してました。「原作の方が断然良かった」というお決まりの感想も結構あったし、役者の英語が良く聞き取れなかったから、字幕にして欲しかったという感想もいくつも見ました。やっぱり英語が母国語じゃない役者さんが演じてるから、カナダ人的には、役者さんたちがアクセントのある英語で話してるのは、少し奇妙だったのかもしれません。余談ですが、映画を観ながら、工藤ゆうきの英語の上手さに感心してしまいました。あと、プレビューの中には「日本という国をステレオタイプ化している」という感想がありましたが、私は特にそうだとは思いませんでした。実際、本当にあんな感じだったのかもしれないし。っていうか、日本人が言うならまだしも、カナダ人が「日本人をステレオタイプ化してる」という感想を述べるのは、何だかおかしい気がしたのは私だけでしょうか?映画の中で所々外国人発音の日本語が使われていて、多分日本人には変な感じだったかもしれないけど、うちのダンナ曰く、あのたまに出てくる日本語が良かったらしいです。英語を聞きつつも「舞台は日本なんだ」ということを認識するのに役立ったんだとか。あのちょっと変な日本語は、一応効果はあったようです。この映画はカナダでも結構話題になっていて、職場の人たちから「観たら感想を聞かせてくれ」と何回か言われました。やっぱり日本人側からの感想も聞きたいみたいです。これでまた、お昼休みに同僚達に日本について力説できます(笑)。というわけで、この映画を観たれた方、是非そちらの感想も聞かせて下さい。