日本の英語教育
以前にも紹介した「LEARNING TO BOW」という本を今日読んでいたら、日本の受験戦争や塾の話が出てきた。この本に出てくる生徒たちはまさに私と同世代。(80年代後半~90年代前半にかけて高校・大学受験をした世代)確かに高校や大学に入るために、自分もか~な~り勉強したよな・・・と懐かしく思うと同時に、日本の生徒さんは大変ですな、と同情したりもした。その中で、実際に著者が訪れた塾で出された、英語の小テストの問題が紹介してあった。「この頃は難しい~なんて思いながら解いてたんだろうな」なんて思いながら読んでみると・・・・。・・・・・・。目が点になった。これ、日本の高校生が覚える単語ですか?すっげ~難しいんですけど。問題は以下の単語の反意語を答えよというもの。gallantrighteoussagaciousfrugalfriendly fantasticpainfulfigurativedestructionconsumptionpessimistutmosttreachery・・・・・。多分選択問題だったんでしょうねぇ。それでも難しいですよねぇ。friendly, fantastic, painfulなんかは分かるでしょうが、gallantsagaciousって何ですか?righteousfrugalん~、何か聞いた事あるような。figurative以下は、今だからこそ知っている単語ですが、英語もろくに話せない日本の高校生が覚えないといけない単語なんですかねぇ。でも「反意語を答えよ」ってことは、その反意語の単語も知っておかないといけないんですよね。結構難しいと思いません?ちなみに上記の単語は「大学受験に出題される単語」の上位5000語に入ってたらしいです。(と、この本に書いてあった。)私は個人的には、日本の英語教育は良いとは思いませんが、「無駄」だとも思いません。特に文法なんかの授業は、英語の基礎を作る上でとても重要だと思っています。でも「受験最頻出単語」なんかを、ただがむしゃらに覚えるのには疑問を感じます。なぜなら、そんな風に覚えた単語なんて、すぐに忘れるだけだからです。そういう私もかつて「受験最頻出単語」を必死で暗記した一人です。毎日通学のバスや電車の中で必死に英単語を覚えてました。もし上記の問題が、10年前の大学受験生の頃に出題されていたら・・・・・今よりも良い点数を取れたのかもしれませんね。