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灰色の空のむこうには…

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2007.07.31
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カテゴリ:夢の話
「聞いたことあるかい?奇病の話を…。

 今、街では原因不明で突発的に起こる病気が
 流行っているそうだ。この病気にかかれば、
 治療も方法がなくなすがまま。しかも発症
 してからのスピードが他の病気とは違い、
 処置のしようがないという病気だ。

 その病気とは脚が破裂する病気で、いきなり
 ふくらはぎの部分から血が破裂するという
 ものらしい。聞いた話によると、ふくらはぎ
 の部分にどんどん血がたまっていくらしく、
 ずきずきと血流が流れていっているのが自覚
 でき、もうこれ以上血がたまらない飽和状態
 になったところで血管が破裂して脚が吹き
 飛ぶというものだそうだ。

 何が原因かもわからず、突然痛みだしたと
 思ったら脚が吹き飛んだという人がかなりの
 数いるそうだ。ちまたでは新しい細菌兵器の
 仕業とか伝染病の一種だとか言われていて、
 一部では避難している人間もいるとか。君も
 そんな奇病にかかる前に早く逃げ出したほうが
 いい。」


そう語ると、男は僕の前から慌てて姿を消した。
僕は訳がわからないままも、何か大変なことが
起きているのだと思い、どこかに逃げようとした
とき、転んでしまいました。いや、ドジをして
転んだのではなく、何か脚が自分のものでは
ないような感覚…。

そう、気付けば右脚のふくらはぎがずきずきと
うずいていた。このうずきはなぜか前にもなった
ことがあると理解した。何だか血がふくらはぎに
たまっていく感覚。まさか僕の脚も破裂するの
ではと恐慌状態に陥るも、何もなすすべがなく
誰も助けてくれる人もいない。そうこうする間
にも、血はどんどんとふくらはぎにたまっていく。
もうこれ以上は血もたまらないだろうと脚が自分
のものではないくらいにふくれあがり、動けない
僕はなすすべもないままに脚が破裂しないことを
祈りつつ…。



そこで激痛とともに、目が覚めました。痛みに
耐えながらも僕は脚が無事なのか確認し、普段と
変わらず脚を見ながら夢に安堵しながら我慢して
いました。それにしてもこの右脚のふくらはぎの
激痛は何なのかと、寝ぼけ頭で考えててようやく
理解しました。朝の起きぬけにこむら返りになった
みたいです。ちょうど痛みの感覚が治まったころ、
目覚まし時計が鳴ったのですが、まさか夢を見て
こんなリアルなおまけつきとは…。寝起きから
ちょっとハードな夢でした。





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Last updated  2007.08.02 15:15:35
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