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テーマ:心のままに独り言(8844)
カテゴリ:ちょっとした雑学
先日のどきどき研修で講師をして以来、疑問に
思ったことはすぐ調べるという僕の妙なポリシー を知ってか、会社からの帰り際にたまたま一緒 になったそのときの世話役の先輩から突然ずっと 疑問に思ってたことがあると言われ、何で潜水艦 が浮いたり沈んだりするんだと尋ねられました。 いや、前もってそれなりに調べているならまだ しも、突然振られてもわからないですし。でも、 海中を浮いたり沈んだりするので、魚の浮き袋 と同じ原理で浮いたり沈んだりしているんじゃ ないですか?とその場では答えておいたのですが、 そのように聞かれると改めて潜水艦はどうやって 浮いたり沈んだりしているのかが気になりだして、 ついつい調べてしまいました。 結論、潜水艦が浮いたり沈んだりする原理は結構 カンタンでした。普段は船と一緒で船体の重さが 浮力より小さいので浮いてまして、沈もうと思えば 艦内にある海水槽に海水を入れることで浮力より 重くして沈むというものです。で、浮上するときは 圧縮空気タンクから海水槽へ空気を入れることで 海水を排出するというものだそうです。う~ん、 それを目標の深度までする原理とかは複雑な話に なりますが、浮いたり沈んだりするという原理は とてもわかりやすいものでしたね。ちなみに魚の 浮き袋は空気を入れることの出来る伸縮性のある 風船みたいなもので、そこにガスを入れたり抜い たりして浮き沈みしているとか。いや~、そう 考えてみると何となく魚と潜水艦の原理って似て いるもので、文明の利器っていうのはいろいろと 生物の世界を参考にしているというのは奥深いもの ですね。 で、ついでに潜水艦の歴史を調べてみたのですが、 そもそも潜水艦の構想のもととなった防水構造の 船体で水中を航行するっていうのはアレキサンダー 大王も考えていたみたいですね。それにはさすが に驚いてしまいましたが。いざ実用化されて実戦に 投入されたのは1776年のアメリカ独立戦争の ときまで時代は下ってしまいますが。それでも、 潜水艦が敵船撃沈を初めてしたのはそれから時代 が過ぎた1864年のアメリカ南北戦争の頃だそう です。う~ん、なかなか海中を航行する艦の実用化 は難しかったみたいですね。それまでは人力で 航行していたのですが、内燃機関で動くように なったのは1900年にアメリカが開発し、本格的 に活躍するようになったのは第一次世界大戦に ドイツ帝国が着目してからのことだそうです。 よく映画や戦争ゲームとかで潜水艦同士の戦闘が ピックアップされたりしますが、実際のところ 潜水艦同士が戦闘したケースは唯一1945年に ノルウェー沖でイギリス潜水艦がドイツ潜水艦を 発見して追撃し撃沈しただけだそうです。しかも、 この戦闘も軍艦を攻撃するやり方と大差なかった そうで、実際のところは潜水艦同士の戦いとは 言えないものだそうで、現代でも潜水艦を保有 する国同士の本格的な戦闘が少ないためにない とか。ちょっと意外でしたが、兵器は活躍しない に限りますね。こうしてひとつのことを調べた ついでに他のことも知るっていうのも面白いもの です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.28 18:35:37
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