財務会計って・・(怒)
仕事関係で技術系の若い人に「財務会計がどうも好きになれなくて・・」という相談を受けました。確かに会計って特殊な学問だと思います。財務嫌いを増やしているひとつの原因が「用語」の問題です。とにかく変わっている。たとえば貸借対照表。資産=総資本、資本=純資産なんだこりゃ。なんで資産が資本で資本が資産なんだ?資産と資本は全く別のモノなのに・・会計学は真面目に勉強すればするほど用語のワナにひっかかります。たぶんワザとわかりにくく作っているんだろうなぁ。この学問は。で、上記の答えはこういうことです。資本のことを別名「自己資本」と呼びます。これは負債である「他人資本」(←この呼び方も変ではある)と区別した呼び方です。で、自己資本と他人資本を合算したという意味で「総資本」は資産と=になるというわけです…資産(総資本)=負債(他人資本)+資本(自己資本)さらに純資産について資産のうち会社を精算したとき本当に残るモノは資産から負債を引いた部分つまり資本です。で、純粋な資産は資本ということです。資本(純資産)=資産(総資産)-負債全くナンセンス。こういう人を混乱させる用語の使い方は止めて欲しいものです。だから財務会計を嫌いになる人って多いのでしょうか。