テーマ:暮らしを楽しむ(388209)
カテゴリ:本
図書館で本を借りた。
アメリカ人が語る本当の日本が知りたかった。 古い本だと思って見たら、昨年に購入されたばかりだった。 「日本人も同じことをしてる。」・・テレビでもおなじみだったケントギルバートの厳しい指摘。 憲法第9条は、真珠湾攻撃のずっと前、アメリカの手で作られた、実験的な不戦条約だった。 その頃、平和主義だった日本は最後まで戦争を避けたかった。 蒋介石が翻訳した意味の取り違えた「武士道(新渡戸稲造)」を読んだアメリカが、日本の武力を恐れて、日本を戦争で負かして抑え込みたかったのだ。 第二次世界大戦で負けた国日本。 日本は第9条を切り札に、世界中で珍しく、自国を守ることをアメリカに委ねてしまった。 今、アメリカ人には、「なぜ自分たちは日本のために戦わなければいけないのか・・」という不満が大きいという。 戦後70年も過ぎてなお、アメリカに安全保障を求めたままの状態だ。 アメリカから何度も改正を求められているのに、平和主義を理由に第9条を持ち続けている。 これは、韓国による度重なる日本への償いと同等だというのだ。 「嫌な仕事は、誰かがやらなくてはいけない。でも、自分はしたくない。」 そんな姿勢が、世界を舞台にして浮き上がる。 この本を読むまで気付きもしなかった。 本当の日本は今、平和でもなんでもないことを・・ 北朝鮮に拉致されているかもしれないという、800人にも及ぶ被害者の存在も・・ アメリカ軍が去れば、即、危険に晒されてしまうことの怖さも・・ 過去に平和主義を掲げて模索しても避けることができなかった戦争の事情を・・ そして・・ 戦後の日本の学校教育が、アメリカの思惑で反日に変えられ、今に至っている問題も。 日本人の戦争の罪を学んだ歴史も、アメリカによって塗り換えられた偽物だった。 「いじめ」に対して、NOを言えない日本人が多いのは、単なる気質ではないかもしれない。 学校の間違った歴史教育における罪悪感が 日本人の「自己肯定感」を低くしているのではないか・・と、ふと思った。 日本が戦争ではない平和への道を模索していたという時代背景を知る時、 もはや、戦争の歴史は、かつての平和主義を誇りにしてもいいのではないか 今も不変の平和主義の精神が、不要な戦争を引き起こすとは考えられない。 にほんブログ村 別窓で開きます 日常の小さなできごとを愛する生活
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最終更新日
2019年08月30日 14時45分23秒
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