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2019年10月09日
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カテゴリ:こころ
​​​父は自営業だったから、学生時代は昼食を一緒に食べることも多かった。
そんな時、必ずと言っていいほど、仕事の愚痴をこぼす。

私は、それが嫌で別の部屋で食べるようになった。

結婚して環境は変わった。
主人は愚痴はこぼさない。
代わりに、夕食時、機嫌が悪い日が多いのでビクビクすることが増えた。

やがて、息子が就職した。
毎晩、私に愚痴をこぼす。
「愚痴ばっかりこぼしな!」と言ったら、息子が・・・

​「愚痴くらい言わせてくれよ。」​​​と返してきた。​

その時、初めて父の気持ちがわかった。

高等小学校を卒業してから、祖父の仕事を継いでひたすら働いてきた。
私が生まれたときはまだ、自分の妹と弟の面倒もみていた。
父が、どんな時もくじけずにこれたのは、「愚痴」の力だったのかもしれない・・と。

私自身、
子供の頃、母に「言い訳するな。」と言われ、心のマイナス部分は人に見せてはいけないと思っていた時期があった。

気持ちを内側に封じ込めることは、「心」を無理やり押しつぶすことにもなる。
それが病気の原因にもなる。

愚痴を聞いてくれる家族が居ればいいけれど、私の学生時代のように受け入れることのできない家族も居る。

​「愚痴サロン」があればいいかな・・とふと思った。​







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最終更新日  2019年10月09日 10時01分32秒
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