今できること
北海道はあちこちに自衛隊の駐屯地があって、もちろん、上富良野にも。スタッフのご主人が派遣されてこの間から岩手に。そして、ムスコの友人は福井の原発に。復興支援に向かう人たちには頭の下がる思いがする。留守を守る家族も、いろいろ心配だけれどがんばってきて!と言うしかない。あれから、9日たって、みんな、すこしずつ前を向いて歩いていこうとしていて、人間ってすごいなと思う。この間ラジオで、災害時のメンタルケアのことを言っていた。被害を受けた当人でなくても、悲惨な状況のTVを見続けていることによってもココロは壊れていく。パーソナリティーのブログで紹介されている。http://www4.hbc.jp/ayumi/list.phpと、【小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明】今こそ隣人に対して寛大になろうhttp://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_94971_524926_134で、書いていた。やっぱり、被害状況をTVで見続けていて、、、************(一部抜粋です)何もする気がしない。やる気が出ない。いつもやっていたはずのルーチンワークに復帰する気持ちが湧いてこない。「どうせ、いずれは死ぬわけだからさ」 と、声に出してそう言うわけではない。が、心の奥には、いつしか「死」のイメージが居座っている。だから、手間のかかる仕事や、気の進まない約束に直面すると、精神の一部分が断固として動くことを拒むのだ。幼稚園の制服を着ないために柱にしがみついていた5歳児の頃みたいに。「いやだ」 少しでもそう思い始めたらもう駄目だ。「絶対にいやだ」 と、心は、抜けられない深みにはまって行く。 *************無常観という名の逃避。「どうせ、いずれは死ぬんだから・・・」と無常観に陥っている自分がいて、毎日のシゴトがのらない、なんとなくやる気がおきないという状態に陥っていく。復興する人々のエネルギーに感心しながら、その反面、自分は、自分の日常から、ともすれば逃避しようとしているのに気がつく。私たちは、ちゃんと日々を暮らすことが、今、自分にできることなのだと、気づかせてもらった。