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ゴジラ老人シマクマ君の日々

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2024.07.30
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ヤスミン・アフマド「細い目」元町映画館
​ ヤスミン・アフマド没後15年記念アンコール上映という企画が目にとまってやって来ました。で、上に貼ったのが没後10年、だから5年前のポスターです。写っているのが​「細い目」​ジェイキッドくんオーキッドちゃんです。下に貼ったのは没後15年今年のポスターです。で、​​​​​​下のポスターに写っているのが「タレンタイム」の主人公の二人です
 全く知らなかったヤスミン・アフマドというマレーシアの女性監督の作品ですが、なんと、50代の若さで亡くなった彼女の、7月25日の今日が命日だそうで、入場カウンターで絵葉書が配られていました。​​​​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​ で、今日、見たのは「細い目」というラブ・ストーリーでした。高校生のオーキッドという少女と、同じ年ごろで、なんだか怪しい生活をしているジェイソンと名乗る中国系の青年です。オーキッドちゃんは、マレー系ムスリムの裕福な家庭の少女ですが、香港の映画スター・金城武にあこがれている高校生です。​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​ 「細い目」という、まあ、けったいな題なのですが、元々の題名の「Sepet」というのは、どうも、マレー語らしいのですが、やっぱり、「細目」という意味らしくて、ジェイソンという、中国系の青年の目が細目だということからついている題のようです。ただ、それは、マレー系の人たちからの中国系の人に対する偏見のことばのようで、
​​「彼らは、そういう顔をしている」​​
 というような、もうそれだけで差別的なニュアンスが込められている呼び名のようなのでしたが、そのあたりがピンとこないボクにはなんだかよくわからない題名でした。​​​​​​​​​​​
​​​​ ようするに、映画は
​​「禁じられた恋」のバリエーション​​
 ともいえる悲恋物語で、確かに若い二人には、ちょっとかわいそうすぎる結末ですが、とりあえず見終えたボクにとっては、言ってみればパターンでした。
 で、帰り道、何となく腑に落ちないので歩きながら考えていて思ったのです。​
 実は、この映画の舞台であるマレーシアという社会​​に対する批判こそが、この監督の狙いだったんじゃないか。​​
​​​​​ まあ、そんなふうなことですが、マレーシアという社会が、言語、宗教、人種的アイデンティティの重層化している、所謂、多文化混交社会だということは、ボクでもなんとなく知っていましたが、そこには、おそらく歴史的に作り出されてきて常識化している、言語、宗教、人種相互の​階層秩序​あって、その常識の中で、新らしく育ってきた若い人たちは、あたかも逃れられない運命のように疎外されているということに対する批判が、この監督が描こうとしているドラマの根底にはあったんじゃないかということですね。​​​
実は、パターン通りのメロドラマなんかじゃない、社会派ドラマだったんやないか!
​ まあ、そういうわけで、電車の窓から須磨の海とかを眺めながら、​
​とりあえず、もう1本の「タレンタイム」を見てみましょう。​
​​ という結論に落ち着いて家路についたのでした。明日は「タレンタイム」最終日です。​​​​​​​​​​

監督・脚本 ヤスミン・アフマド
撮影 ロウ・スン・キョン
編集 アファンディ・ジャマルデン
キャスト
ン・チューセン(ジェイソン)
シャリファ・アマニ(オーキッド)
ライナス・チュン(キョン)
タン・メイ・リン(ジェイソンの母)
ハリス・イスカンダル(オーキッドの父)
アイダ・ネリナ(オーキッドの母)
アディバ・ヌール(お手伝いさんヤム)
2004年・107分・マレーシア
原題「Sepet」
2024・07・25・no092・元町映画館no252





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追記
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最終更新日  2024.07.30 08:01:11
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