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2008.09.10
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カテゴリ:ゆる楽しい心理学
自分が見たくない景色は、見えないんだなぁ~

わたしは、小さい子が難病と闘う姿を描いた感動的な

ドキュメントやドラマを見るのが、大嫌いでした。

24時間テレビもちょっと見ただけで、身震いしちゃうくらい。

なんか苦手だったんですよね。


わたしにはあまりにもきれい過ぎて、眩し過ぎて…

完全に自分の世界から排除してました。


でも、最近ちょっと違うんです。


大嫌いだった難病と闘う少女が主人公のドラマを

毎日、涙流しながら見ています。


なぜでしょう???


自分で自分を分析してみると…


以前、わたしが難病ドラマを大嫌いだった理由は


そのドラマの主人公ではなく、主人公のきょうだいと

自分を重ね合わせて、感情移入して

純粋にドラマを見ることができなかったんですよね。


でも、やっぱ大概ああいうドラマって

闘病している主人公がメインなわけで

その陰で、きょうだいが感じている戸惑いや苦悩なんて描かれているハズも泣く

不完全燃焼…

『そこ!!そんな応援の言葉なんてすぐ言えないから~

ほんとだったとしたら、すごい葛藤があっての言葉だからねー

そこちゃんと描いてよね~』


とか、批難ゴーゴー


もっと最悪なのは


母親と一緒に見てるときは、

母親はドラマ中の主人公と姉を完全に重ね合わせて見るもんだから…

あん時、お姉ちゃんは43度の高熱が何日も続いてね…

あん時、何粒もの薬を毎日飲んでね…


とか、当時の姉のがんばった話を、延々聞かせられるもんだから

なおさら嫌いになっていた。


『わたしは、そのとき孤独に耐え切れなくて、誰にも気付かれずに泣いていたよ

お母さんはお姉ちゃんしか見ていなかっただろうから

わかんないだろうけど…』


そんな嫌な感情をまざまざと思い出しちゃうから

ドラマを見ることができなかった。


お姉ちゃんのつらさと

わたしのつらさはまったく別物なのに

比べてわたしのほうがつらいって

難病を抱えた姉に嫉妬してた。


『あんたはいいよね。みんなから心配されて、気遣ってもらえて、愛されて。

わたしなんか、わたしの存在なんか。誰も気付いてくれない。』


そうやって、ひねくれ続けていました。

姉の病気が完治してから、随分経つのに…


わたしは『わたしというフィルターを』通してしか物事を見ることができない。

誰かが言ってたっけ。。


わたしのフィルターの目詰まりがちょっとずつ取れてきたのかしらん。

フィルターの意味が無いくらい、へぼいフィルターにして

ありのままの現実を見てみたい。


ドラマを見るようになってから

難病を抱えてしまった姉の失望や

死への恐怖

姉が感じていただろう、わたしへ申し訳なさ..etc

に、気付くことができた。


わたしも辛かったし、お姉ちゃんも辛かったし

それは誰のせいでも無かったということ。


そして、その病気との闘いはもう終わったんだということを。


その、ドラマを見なかったら、一生気付くことは無かっただろう。


来週は、姉の子供の運動会がある。

生まれてまもなく余命3ヶ月と宣告された姉が、産んだ奇跡の子供no運動会。

今から楽しみだ。





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Last updated  2008.09.11 00:53:12
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