「チャーリーとチョコレート工場」観てきました♪(注*ネタバレあり)
とっても楽しみにしていた映画です。ティム・バートンもジョニー・デップも期待を裏切ることはありませんでした。何度も声を出して笑えました。面白かったです~でも、正直言って観終わった後は満腹・・・ゲップ(失礼)が出そうでした。とにかく何もかも濃いのです~オープニングとラストの雪景色が無かったら、気分が悪くなったかも(爆)決して品が良いとは言えない、バートン独特の極彩色世界!チョコレート工場から産み出されるチョコ以外の色とりどりのお菓子は、焼き菓子ではなく、キャンディやガムといった類のもの。甘いものが大好きな私でも、もう食べられません!って感じです。工場への招待券を手に入れた子供達(チャーリーを除く)の俗物ぶり。そんな小生意気な子供達がヘマをして退場して行く度に、歌い踊り狂うウンパ・ルンパ達。振り付けと言い、真面目くさった表情と言い、可笑しいんだけど、その可愛くないことと言ったら!はっきり言って不気味です!夢に出てきそう・・・だけど、観賞後は可愛かったかも?って思えてくるんですよ。不思議なことに。ジョニデ演じるウォンカが嬉しそうに彼らの歌を聴きながら、リズムを取っていたからかもしれません。彼が好ましいと思うものは、嫌いにはなれない(笑)いやはや、なんとも 可愛かったですよ~♪ジョニデ=ウォンカの不思議ちゃんぶりは!!白塗りの顔におかっぱ頭、スミレ色の瞳。シルクハットに紫の術用ゴム手袋・・・こんな妙ちきりんな格好でも、ジョニデのキャラは負けてません。招待した子供達の誰よりも一番子供っぽい。飲んだくれてラリッてるような役が多いイメージの彼が、お酒なんか飲めそうも無く見えるのが可笑しかったです。悪い子にはお仕置きが。良い子にはご褒美が。単純なお話にちりばめられた無数のブラックユーモア。過去の映画のパロディ(主にバートン作品)。今回だけはある程度の予備知識があって良かったです。全くの子供向けだと思って観ていたら、毒気に中てられちゃったかも。ただし、子供が観ても、ブラックな部分は気付かずに観られると思います。上手く出来てます。ホロリとさせるようなエピソードもあるし、最後には、ちゃんと「めでたしめでたし」で終わるので、安心です。お気に入りは、チャーリーのあり得ないほど貧しい家の造形!これが可愛いのなんのって!倒れる寸前にまで傾いていて、これ以上のボロ家は考えられないのだけど、一目見たら、住んでみたくなります!あと、半年もかけて調教したというシマリス40匹!この子達が工場で働く様子の可愛らしさは、金持ちのわがまま娘でなくとも、お持ち帰りしたくなります!クリストファー・リー演じる歯医者さんも、やたらと偉そうに見えて可笑しい。最後に、拾ったお金はちゃんと交番に届けようね、チャーリー君。そんなことするのは日本くらいだろうけど。落ちてる物は神様からの贈り物ってことになるんだったっけ?外国ぢゃ・・・日本人には気になるのよね~(笑)