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カテゴリ:神隠し あらすじ
神隐 The Last Immortal 第7話「解かれた封印」 帰墟(キキョ)山で4つ目の鳳隠(ホウイン)の仙元を手に入れた古晋(コシン)と阿音(アイン)。 2人は急いで立ち去ることにしたが、その時、乾坤袋(ケンコンタイ)に忍び込んでいた鴻奕(コウエキ)が飛び出した。 すると主守の晨敏(シンビン)公主に見つかってしまう。 実は鴻奕の両親は200年前の仙妖大戦で公主の母である白芷(ハクシ)天后に殺されていた。 鴻奕はこの機に報復しようと企んでいたが、晨敏の仙力で拘束されてしまう。 そこで古晋は丁重に拝礼して帰墟山へ入った事情を説明し、お詫びに賭場で手に入れた晨家の家紋を贈った。 おかげで晨敏は怒りが鎮まり、鴻奕を解放して消えてしまう。 しかしその家紋は灼影(シャクエイ)の罠だった。 帰墟山の護山大陣が突然、魔陣に変わり、古晋たちは魔物に襲撃された。 阿音は乾坤袋の鷹族公主・宴爽(エンソウ)を解放、その大きな翼で敵を撃退してもらう。 しかし灼影が配下を率いて現れ、阿音が捕まった。 「霊気は魔気へと変わった、逃げられぬぞ?…古晋、久しぶりだな」 「はっ!炙火(シャカ)の結界で見た黒影…お前だったのか!」 ↓鷹公主がカッコいい 灼影は古晋が晨敏への贈り物に紋章を選ぶと予想し、あらかじめ紋章に魔気を仕込んでいた。 案の定、晨敏は紋章を受け取って石碑にはめ込み、あふれ出した魔気が護山大陣を侵してしまう。 「火鳳玉を渡せ、さもなくば小娘を殺す」 古晋は仕方なく火鳳玉を招喚し、自ら灼影のもとへ届けた。 しかし灼影が火鳳玉に触れようとした瞬間、魔族たちははね飛ばされてしまう。 古晋は無事に阿音を取り戻し、4人で五行陣法を開いた。 しかし多勢に無勢、灼影の渾身の一撃で陣が壊れ、4人は深手を負ってしまう。 その時、古晋の元神(ゲンシン)剣が現れ、長剣になった。 神剣とは知らない灼影たちは無謀にも独りで歯向かってきた古晋にとどめを刺そうとしたが、古晋の放った神気をまともに浴びて全滅、驚いて撤退する。 すると古晋は阿音を心配し、真っ先に駆け寄った。 鴻奕は怪我をした阿音にこっそり霊丹を渡そうとした。 しかし古晋に見咎められてしまう。 「狐血丹だろう?これは精華を高める一方で、狐族の主への服従を強いられる …話がある、こっちへ来い!」 古晋は鴻奕が妖功の精華を高めるのが目的で阿音を欲しがっていると気づいた。 「ならば阿音の同意を求めるべきだ、強要するな、お前を軽蔑する」 「いいだろう、それは使わない、平等な勝負だ…お前も阿音が好きなんだろう?」 古晋は思わぬ指摘に動揺、阿音はあくまで師妹であり仙僕だと否定し、自分の心は華姝(カシュ)にあると訴えた。 その話を2人を追ってきた阿音が聞いてしまう。 灼影はまたしても火鳳玉を奪えなかった。 激怒した青霖(セイリン)は罰として一撃を与えたが、実は火鳳玉には禁制が敷かれ、触れることもできなかったという。 「なるほど、確かに仙族は仙脈と仙器を使って禁制を敷いた… これを″あの者″に渡せ、仙脈を探しに行かせるのだ」 しかしこれまで大量の妖丹を吸って生き延びてきた青霖の肉体にも限界が近づいていた。 「九尾狐の身体を手に入れなければ…」 すると青霖は鴻奕の身体に弑神花(シシンカ)の種が侵入していることを思い出した。 古晋たち4人は友となった。 宴爽は鷹族と孔雀族の戦に加勢するため一足先に飛び立ち、一方、古晋と阿音は鴻奕の内丹を治すため大澤山へ連れて行くことにする。 すると道中、長旅に備えて独りで食料を集めに出かけた鴻奕の前に叔母の鴻若(コウジャク)が現れた。 鴻若は一緒に帰るよう説得したが、鴻奕から拒絶されてしまう。 そこに虎族の林墨(リンボク)が現れ、叔母を傷つけないよう鴻奕をたしなめた。 「この男のために三重天に留まって両親を見捨てたんだな…叔母とは認めない!」 憤慨した鴻奕は逃げようとしたが、鴻若の妖力に捕まってしまう。 その時、鴻若は鴻奕の身体が弑神花の種に侵されていると気づいた。 恐らく傷を負った時に侵入したのだろう。 鴻若は無理に連れ戻すのをあきらめ、その代わり壇木(ダンボク)の玉を鴻奕の腕にはめた。 驚いた鴻奕は腕輪を外そうとしたが外れない。 「いずれ十尾(ジュウビ)の血が目覚めたら狐族の王位を奪う!覚えてろよ!」 青霖は魔に侵された鴻奕を発見、密かに身体を乗っ取ろうとした。 しかし壇木の玉に跳ね返され、反噬をくらってしまう。 鴻若が自らの妖元を費やしてまで鴻奕を守るとは意外だったが、青霖は思わぬ敵役を見つけた。 「弑神花の種を己の身体に移し、妖力の半分を鴻奕に与えた 鴻若よ鴻若、妖族の長老にして狐族の王… あの身体を奪い、仙族と妖族に戦を仕掛けてやろう」 ↓姑姑、なぜタネを捨てなかった?w 古晋と阿音は鴻奕を連れて無事、大澤山の山門へ到着した。 すると閑善(カンゼン)と閑竹(カンチク)が出迎えてくれる。 古晋と阿音は鴻奕の身分を隠すため阿玖(アキュウ)と紹介したが、前狐王と交友があった閑善はすぐ気づいた。 「鴻軒(コウケン)の九男だね?…君は父上によく似ている」 師兄たちは2人を救ってくれた恩人である鴻奕の静養を快諾してくれたが、念のため隠妖符で鴻奕の妖気を消した。 師兄たちは帰墟山に魔物が現れたと聞いて驚いた。 九淵(キュウエン)の封印に問題があれば三界に知らせがあるはず、もしくは魔物が蘇生したのだろうか。 古晋は魔物の目的が火鳳玉だったと教えたが、師兄たちは首を傾げた。 確かに真神が与えた玉だが、火鳳玉は仙元を育む神物に過ぎず、魔物には無用だという。 「だが万が一に備え、この件を瀾灃(ランホウ)帝君に上申し、三界に警戒を促そう」 天帝代理の瀾灃は大澤山からの報告を受け、妖界に合同調査を持ちかけた。 すると妖族たちはこれが妖界を探る口実ではないかと揶揄し、断ってしまう。 そんな中、鴻若だけが妖王に警戒を促した。 「陛下、不可解な点が…魔物は兆候もなく現れ、姿を消しています この隠密な動きは青霖を想起させます」 しかし妖王・林森(リンシン)は青霖なら封印されているため安心だとなだめた。 かつて魔族を率いて仙族をも虐殺した青霖は妖族の恥、もはや自分たちの敵でもあるという。 天宮の主管の職を選ぶ50年に一度の試練競技会が大澤山で開かれることになった。 古晋は真っ先に司禄(シロク)仙君である華姝も参加するのか確認したが、孔雀族と鷹族が交戦中のため、分からないという。 そこで古晋は賭場で手に入れた碧血霊芝(ヘキケツレイシ)を華姝に届けようと思いついた。 しかし袋は空っぽ、宴爽の書き置きが出てくる。 …碧血霊芝は持ち主に返せ… 師兄は悔しがる古晋を見て遮天傘(シャテンサン)が孔雀公主を守ってくれるとなだめた。 近況で戦局が逆転したことを訝しんだ師兄たちは古晋から遮天傘が消えていることに気づき、見当がついたという。 「遮天傘を貸すのも厭わぬとは…公主への真心だな」 ( ゚ェ゚)え?師兄、怒らないんだ… 古晋は師兄に仙魔大戦で水凝獣族の故郷・凝雲(ギョウウン)山と共に戦った南天洞府(ナンテンドウフ)を訪ねたいと頼んだ。 すると南天府主と面識ある閑竹が口を利いてくれるという。 「この件は阿音には内緒にしてください、凝雲山探しが徒労に終われば落胆しますから」 そうとは知らず、阿音は華姝ばかり気にかける古晋への不満を募らせていた。 阿音は鴻奕の内丹の治療を始めた。 しかし古晋が駆けつけ、止める。 「毎回、仙力を消耗していたら、半年も経てば修行の精華を損なうぞ?」 すると鴻奕は″陰火陽冰(インカヨウヒョウ)″が手に入れば阿音も仙力を消耗せずに済むと教えた。 阿音は自分なら大丈夫だと強がって見せたが…。 つづく ( ゚ェ゚)管理人的メモ 師兄の見分け方 閑善→東華から大澤山を引き継いだ師兄、金色の簪、判官筆 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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