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カテゴリ:社会の矛盾
本日朝の関西テレビ「とくダネ」で、大手家電量販店のコジマが、店舗でリサイクル料金を徴収して回収した不用家電約3000台強を製造業者に引き渡さず、適切にリサイクルしていなかったとの事。エアコンなど4品目、計約1000万円強を受け取っていたとみられるそうです。
昨日、環境省と経済産業省は、「家電リサイクル法の引き渡し義務違反に当たるとして、適正処理を勧告」を、大手家電量販店のコジマに対して、立ち入り検査が入ったと伝えていました。 私は以前からこの「家電リサイクル法」が、施行される前から疑問を問いかけ、現行の家電リサイクル法のシステムには反対を唱えてきました。「家電リサイクル法」に反対してる訳ではなく、システム事態に問題が有ると、いい続けてきました。私が一番問題としていたのは、リサイクル対象商品に後からリサイクル費を徴収する事でした。この方法では不法投棄が促進される事が予測出来たからで、その不法投棄による回収はおそらく、各地域の自治又は行政で行う事に成るだろう、我々消費者にその付けが回ってくると感じたからです。 リサイクルは、意外な方向に展開しだしました。 大手家電量販店のコジマは、10%が、倉庫の鍵を壊されるなどの盗難、残りの90%は行方不明、小売店からメーカに引き渡す為に運搬業者に依頼し、その段階で、行方不明に成ったのでは、行方不明の家電品については、運搬業者に聞いて下さいと、大手家電量販店のコジマは主張する。 最近、不要に成った家電機器は、リサイクルでメーカーに送らなくとも買い取ってくれる業者も存在しています。私が数年前に入手したもので、価格は過去のものです。 許可も有る様なので、正規のリサイクル業者だと思います。 コジマだけでなく、他の大手家電量販店から小規模な家電販売店またホームセンターなども含み、これらのリサイクル業者を利用している店舗が沢山存在する事が伺えます。 考え方によっては、これらの店舗は、「リサイクル料金+リサイクル手続き費用+業者に転売した収入」を受取っている事に成ります。 参考に、家電リサイクル費料金(再商品化等料金)です。 すなわち、現在の「家電リサイクル法」は、正常に施行されていない事が解る、正規のルートを使わずにリサイクルを行っている店舗は、リサイクル料金+リサイクル手続き費用+業者に転売した収入」を一人締めしている事に成ります。 正規のルートを使わずにリサイクルは、リサイクル業者から海外へと流れる事が考えられ、最終的には、海外で適正な廃棄が出来ずに、処分されていく事だろう、日本の可笑しな法律で、海外で環境破壊をしていると言っても過言でないと思いませんか? また消費者が、リサイクル料金を支払、それが生かされていない、現実に皆さんは納得できますか? 私は納得出来ません。 今からでも遅くないので、「家電リサイクル法」の抜本的見直しをするべきである。 解決法は、色々と有るとは思いますが、私が思うリサイクルシステムは、昔のジュウス瓶のように、返還するとお金が返ってくるシステムを構築すると良いのではないでしょうか? 例えば、現行で、冷蔵庫400リットルの場合、リサイクル費=4830円 収集運搬費=5040円、 合計=9870円が必要です。 私の考え リサイクル費=4830円 収集運搬費=5040円、は現行通りでも良いでしょう、これにメーカーが、業者に卸す時に、リサイクル費=4830円 収集運搬費=5040円とリサイクル返還保証金商品価格、の10%とか5%、を計上します。 すなわち100,000円製品にリサイクル返還保証金商品価格の10%の10,000円+リサイクル費=4830円+収集運搬費=5040円、合計119,830円で消費者が購入します。 そして不要に成った場合は、どこの店舗に持って行っても、リサイクルルートのある店舗では、リサイクル返還保証金商品価格の10%の10,000円を消費者に返金します。 また収集運搬費については、消費者がリサイクル業者に持ち込んだ場合は、10,000円+持ち込み料を頂ける様にします。 これは家電商品だけでなく、全ての商品を対象にする。 リサイクル費・収集運搬費については、鉄や銅などは、それ相当の買取価格があるので、持ち込み料金の中で還元されるようにすれば良いでしょう、そうすれば、消費者のリサイクル費用は、収支的に言えば、現状を維持出来るのではないだろうか? まぁーこれは私の頭の中で描いた1つの考えであって、考えを進めるのではありません。 私の一番言いたい事は、家電製品・車・住宅資材・紙やナイロンまで、全ての製品を対象にし、確実にその製品を作った製造元に返るようにし、製造元が責任を持ってリサイクルし処分を行う、システムの確立です。この世の中からゴミを無くす事が、リサイクルであると私は考えます。 私の特許製品 電気仮設ポール作成金具 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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