「茶色の朝」と「父の歌」
あまりに沢山のことと出会い、聞いて欲しいこともいっぱいで、書ききれないので大変です。(*^_^*)「茶色の朝」と云う本を読みました。ウルトビーズさんのサイトで、紹介されていた時から、ちょっと気になっていた本でした。忙しくて、詳細を読んでいませんでしたから、すべてが茶色に変わってしまう朝?原爆のようなものなのかしら?と思ったら、違いました。・・・・・・・・・・・・・追記:情報この日記を読んだ方から、早速図書館に行ったけれど無かった。リクエストをしたいので、作者を知りたいと、問い合わせがありました。とても嬉しいことです。 フランク パヴロフ・物語ヴィンセント ギャロ ・絵藤本 一勇・訳高橋 哲哉・メッセージ大月書店¥1,050 ・・・・・・・・・・・・絵本 「茶色の朝」 は、日本語訳、絵付きで30ページ、フランスでは、わずか11ページの本でした。2002年春のフランス大統領選挙で、極右のルペン候補が、シラク大統領と一騎打ちになった時に、フランス国民の多くが、この本を読み、自分たちが置かれている状況を理解し、何をすべきかを考えようとする、きっかけになった本です。シラク大統領が勝利したことは、ご存知だと思います。この本は、ファッシズムや、全体主義について、何が怖いかが具体的に感じ取れる本です。自分と、友達という、普通の日常生活の中に、コーヒーを飲みながら雑談をし、、面白おかしく生きているうちにいつの間にか身に忍び寄る恐怖を何事も無かったように、描いています。この本は、「ファッシズム」とか、「全体主義」とか、難しい言葉を一言も使わず、感じた疑いや不安を、そのままにしていると、いつの間にか、自分が当事者になっている。大勢(茶色)の流れの中で、自分の感じた「違和感」を信じなかったことに、大勢(茶色)の中にいる安心に、あぐらをかいて、また忙しいからと言い訳をして、自分には起こり得ないことと、他人のことだと、毎日をお気楽に生きている。そんなことから始まる恐怖。図書館にきっと置いてあると思います。館林図書館にはありました。(今は、我が家にありますが)すぐに読める量ですから、読んでみてください。・・・・・・・・・・・・・・・昨日は、高崎の両親の見舞いに行きました。「あんこ」は、評判良くてほっとしました。父の短歌を連れてきました。中から、二つ。 群生す 庭の菖蒲を 薙ぎ倒し 鎮座まします 隣の飼い猫私に言わせると、あの猫は、飼い猫ではなく、怪猫です。そのくらいの存在感がある猫です。見事に、菖蒲は潰れています。 棒を持ち 追い払わんと 近づけば 猫は動かず、 棒も使えず逃げてくれないと困るんですよね。安心しきって逃げないのか?馬鹿にされているのか?って、父も考え込んでました。