いつか陽のあたる場所で
読みたい本、読まなければならない本が部屋に山積みになってます。いやー急いで読まないと。外出の機会があると、ほとんど車内で読むので、読みすすめることができるのですが、しばらく家にいる時間が長かったので、パソコンにばかり向かってました。ほんの一時期ですが、システムエンジニアになろうと思ったことがある位けっこうパソコンは好きです。そのせいか、肩凝りがひどいらしい自覚症状はないんですが。。。ところで、最近、とても興味深いTV番組を見つけました。NHKのドラマ「いつか陽のあたる場所で」です。【原作者のことば…乃南アサ】前科を持った女性が新しい生き方を模索する、というテレビドラマ化するには難しい設定の小説ですが、上戸彩さんと飯島直子さんはけして重くなりすぎず、丁寧な姿勢で熱演してくださったことを感謝しております。また、浅野温子さん演じる主人公・芭子の母親は確かな存在感があり、ドラマならではの見所を作ってくださいました。人生はどこまでならやり直せるのか――視聴者のみなさんも、上戸さんや飯島さん、浅野さんと一緒に考えてみて頂けると幸いです。というドラマなのですが、前科を持つということについては、私は波乱万丈の人生を送ってるので、もしかしたら、ほんのちょっとした違いで私だって大きな罪を犯していたかもしれないと、特に若い頃に考えることが多かったので、とりわけ、こういうテーマには反応してしまいます。車の運転でも、ちょっとしたミスから人をあやめてしまうこともあります。実際、わたしは身近な人を交通事故で失っています。だれもが感じるような程度の怒りをもっただけで、運悪くそれが社会的な罪へとつながってしまうこともあります。塀の中にいる人と、塀の外にいる人。そんなに違いがあるのでしょうか?ちょっとした違いでいる場所が逆転していた可能性だってあるはず。もし、自分がその人と同じ環境で育っていたら、同じ出来事に巻き込まれていたら、自分だって同じ行動をしたかもしれない。同じ行動をして、罪と呼ばれることをしてしまったかもしれない。などなどいろいろ思うことあります。こういう、実はごく普通の、本当にどこにでもいるような素敵な彼女たちが、運命にふりまわされて一線を越え、その後、社会復帰してゆくプロセスは大変なものだと思う。微力な自分の力ではサポートは難しいかもしれないけど、せめて理解したいと思っています。なので、皆さんもよかったら是非この番組観てみてくださいね。重いテーマですが、決して暗いドラマにはなってません。私は励まされてます。