[法律・政治]の記事一覧 | 癌と闘うサボリーマンの日記

働いたら負けな社会到来のお知らせ

福田政権がついに思い切った政策に出ました。ネットカフェ難民に生活費、月１５万円が給付されるようですｗ http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080823-OYT1T00426.htm 【ニュースの概要】「ネットカフェ難民」の就労を支援するため、公共職業訓練の受講を条件に月１５万円を融資するとあります。ただし、年収１５０万円以下の受講者は返済が免除されるため、実質的には給付となる。【気になること１】月１５万円という数字は大きすぎないか？それ以下の収入で生活している人もいっぱいいることを考えると、五体満足で働けるはずの人が、生活保護者並みの給付をもらうことに不公平感はないでしょうか。さすがに受給適格者のチェックはするようですが、その金がちゃんと住居費に使われるかまではチェックしない。きっとこいつらのネットカフェ滞在時間が増えるだけだぞ。【気になること２】住所不定問題は解決されない？ネットカフェ難民の一番の問題は「住所不定」になることで、これの対策が先決なのに、住所を与えるための支援ではなく、現金１５万円の支給。何が問題かというと、住所不定の状態が長く続くと、職権で住民票が抹消されてしまう　↓ 転入・転出届けが出せず、結果的に住民票が復活できなくなる（ホームレス同様）　↓ たとえ職について所得が得られるようになっても銀行口座の開設ができないこれが住所不定の恐さ。さらに、住民基本台帳への登録がないために印鑑登録ができず、家や車が買えなくなる。クレジットカードも信用審査で契約を拒否される。賃貸に住もうにも、敷金礼金のあるような優良物件には入れない（月１５万では敷金が払えない）。結局、「敷金ゼロ物件」にしか入れないわけだが、１日でも家賃を滞納すると強制退去させられるような悪質な契約条件の業者が多いため、結局ネットカフェに住むようになる。【気になること３】融資という名の実質給付月15万円もらってブラブラしつづけて、年収を150万円以下に抑えておけば丸儲けウマー(゜д゜) これは職業訓練の融資なのだから、仕事して得た収入で返済させるべきだろう。 ≪ネカフェ長者への最速ルーチン≫ 職業訓練の融資を受ける　（毎月１５万の収入） ↓ 150万以下の仕事に就く　（月収換算で１２．５万円）（月収トータル２７．５万円、サラリーマン並） ↓ ６ヶ月の期間が終わり、丸儲けしたら仕事を辞める → 融資踏み倒しでウマー ↓ ネットカフェ難民に戻る ↓ 職業訓練を受け・・・（以下略） ↓ 俺様遊びながら貯金ん千万突破！（つーか貯金があってもネカフェ住民なら支給されるんですかね？）

憲法改正のここが問題！

最近、憲法改正論議が活発化してますが、最近の国会議員の発言などを聞いていて黙っていられなくなったので、臨時テーマとして取り上げてみたいと思います。憲法は抽象的で、自分達の生活のどこに関わっているのかさっぱりわからないやっていう人の方が多いと思います。実際のところ、私だって普段憲法のことなんか意識もしません。ただ子供のときに習った憲法の趣旨くらいはおぼえています。「正義の法が議会をも拘束する」という「法の支配」、これが法治国家たる今の日本の基本骨格です。かつて議会中心主義だった頃、議会の議員も国民なのだから議会が我々国民の人権を侵害するような法はつくらないだろうと信頼されていました。そのため、全面的に信頼する議会に最高権限を与えた以上、議会の作る法そのもの善悪は問われず、結果として戦争や悲惨な人権侵害を繰り返してきたという歴史があります。我々の住む日本ではこのときの反省から、現在では「法の支配」という考え方を置き、全ての国家権力が「正義の法」すなわち憲法によって、拘束されるという原則を採っています。これにより、たとえ議会であっても憲法に反するような法改正は許されず、行政は憲法に反する行為を禁じられ、これらが憲法に従っているかをチェックするため裁判所に独立した立場を与えています。そしてこの憲法が守ろうとする３大要素が人権・民主・平和であり、これがまず憲法前文に現れています。私はこの憲法前文が掲げる「崇高な理想」が好きです。某自○党のＷｅｂサイトには「虚構だ」と書いてありましたが・・・。憲法は抽象的だからこそ憲法なのであり、私だって日本に少なからず武力が無ければ（駐留米国軍含む）、あっという間に潰されるだろうことぐらいは考えます。だからこそ矛盾を抱えながらも、無理を承知で法文解釈によって自衛隊を合憲化し、あくまで平和主義を維持してきたのに。憲法改正でその矛盾を解決すれば話は簡単ですが、そうやって箍が外れれば、転がり落ちるのは早いですよ。そうなれば誰が止めるんですか。。。憲法には様々な矛盾・問題があり、一部においては改正が望ましいという意見も妥当性はあると思います。ただどうしても９条改正だけはやめて欲しいです。＜憲法改正について・・・根本的な問題＞●問題その１：最近テレビや新聞を見ていると、ここぞとばかりにアレもコレもと改正案が出され、気がつけば「これって全面改正じゃないの？」といった様相を呈してきており、なかなか心配です。特に気になるのが９条（戦争放棄）の改正ですが、これは憲法自身とって自殺に等しいのでは？ここでいったい何が問題になるのかを書いてみます。まず、憲法自身が９６条で改正手続きを定めていることから、「改正権は憲法によって作られた権力」と考えることができます。したがって、憲法によって制度化された制憲権たる改正権は、自己の存立の基盤というべき憲法の基本原理を変更することは理論的に不可能と言えます。改正権は憲法制定権力が自ら創設した憲法典を持続させるために設けた規定なので、憲法は改正権を拘束すると考えられ、その実質を変更することは改正の限界であり、許されないと一般的に言われています。つまり、憲法自身が認めた改正権によって憲法の根幹を変更することは、自らの存在否定であり、自殺行為ということです。このような改正をすることは、もはや憲法改正ではなく現憲法の撤廃・革命に等しい行為と言えます。特に９条改正は違憲の疑いが強いです。●問題その２：９９条に国会議員による憲法の尊重擁護義務というものがあります。憲法の本質に沿った考え方に基づく改正であれば、これに反することはないでしょうが、今回提案されている改正案は憲法の本質を変える危険性があり、違憲の疑いが強いです。－－－－－－－－－－－－－－－ずいぶんと長くなってしまいました。最後まで読んでもらえたかどうか不安ですが・・・。今後、憲法改正について新しいネタを用意したら適宜書き込みしたいと思います。それではまたね(*￣▽￣)ノ~~

風邪をうつすのは罪だ！（刑法２０４）

どうも、お久しぶりです。インフルエンザにかかってしまい、しばらく死んでました...A=´、｀=)ゞ　火曜日の午前中から喉の調子が悪く、夜になって急に熱が出始めました。仕事中は全然気が付かなかったのですが、車の運転中におかしいことに気付きました。車を運転してても意識が飛びそうになるし（最初は眠気かと思った）、帰ってからも歩くとフラフラするので熱を測ってみたら３８．６度でした。　どこで風邪をひいたのか思い返してみます。まず数日前からひどい風邪をひいている上司や同僚がおり、仕事が大事だといって無理して出社していました。火曜日は社内に風邪が蔓延してるし自分も体長が良くないから早めに帰ろうと思っていたのですが、上司が打ち合わせしようというので19時頃から打ち合わせに入りました。賞味2時間程度の打ち合わせだったのですが、風邪引きの上司と会議室で一緒になったというのは今回の原因としてはかなり有力だったのではないかと･･･。（その上司も大熱を出して死にかけたなんて言っており、医者には行ってない様子）しかも会議室の一面がガラス張りで寒かったんですよね。ところで風邪をひいた人のそばにいると風邪をうつされるのは常識ですが、風邪をうつすと傷害罪になる場合があるのをご存知でしょうか？刑法第２０４条傷害罪において、「本罪は、暴行によらず、病毒を他人に感染させた場合にも成立する」という最高裁判例があります（昭和２７年６月６日）。（１０年以下の懲役又は３０万円以下の罰金もしくは科料）もっとも、立証するのは難しいでしょうが。「狭い部屋で長時間にわたって打ち合わせを強要された」等の原因と結果の因果関係の立証、違法性阻却事由、故意阻却事由、責任阻却事由など、色んな面から検討されます。刑法第２編では、罪になる構成要件が明確に定められており、簡単にいうと、１．行為と結果の間に因果関係があり、２．故意（過失）が認められ、３．違法性があり、４．責任を有する場合に罪になります。上記１～４を満たせば犯罪が成立します。例として故意というのは、原因と結果に対して認識があったか無いかということで、この場合「わざとアイツを風邪にしてやろう」と思わなくても、そうなるだろうことの危険性の予測があれば足りるとします。次に責任が阻却されない場合としては、他に選びうる手段があったのにあえてこうなることを選んだときなどです。例えば「船が沈没しそうになっているとき、非難口をふさいで誰も逃げられないようにしている人いる」といった状況にあったとしたら、大抵の人は自分達が助かるためにそいつを海に突き落としてでも助かろうとするでしょう。このような場合、法律では。期待可能性が無いとして責任を免れさせてくれたりします。　これを今回の風邪をうつされた場合に当てはめてみると、風邪をひいてるんだから、よっぽど差し迫ったミーティングでなければ他の日にずらすとか、風邪をうつさない様になるべく気を使うとかいったことはできますよね。　さらに、風邪をひいているにも関わらずこの状況を作り出したのだから、こうなることの予測は当然できると思われ、故意か少なくとも過失は認められるでしょう。３の「違法性」は「傷害罪」に「風邪をうつす」ことも含まれるという判例が出ている為、問題ないでしょう。やっぱり一番の問題は因果関係の立証か。ウイルスなんて目に見えないからなぁ･･･。と、まあ自分が風邪をひいたのを上司のせいにして腹いせに駄文を書いているわけですが･･･皆さん風邪にはくれぐれも気をつけましょう。あと、なるべくなら人にうつさないように。「訴えてやる！」･･･なーんて言われちゃいますよ(^。^;)

吉野家の牛丼・・・(-_-#)

2/11限定復活ということなので行って来ました。自分が行ったのは3時過ぎでしたが、それでもお客さんがいっぱいで、テイクアウトの行列ができてました。さて、食べてみた感想ですが、やっぱり当たり前というか、昔食べたヤツと同じでした（1年前だから記憶があやしいけど）。正直、懐かしいなあって思いはあるものの、味はフツーって感じで、何の感動もありませんでした。込んでるせいか食い終わった後店員を呼んでも、いつまで経っても清算に来ないのでキレそうになりました(-_-#)。･･･いや忙しいのはわかるけどね、なんか言えよと。自分と同じでマスコミにつられて食いに行ったものの、がっかりして帰った人は多いのではないでしょうか。ネットで批判は良くないと思うので、普段はこういうこと言わないんですが、これだけは言わせて･･･。　吉牛から離れて1年、松屋やすき家を渡り歩いた今となっては、吉野家が一番マズく感じる。実際、新商品を次々出してるけど、どれもハズレで、1度食べたらリピートする気になれない。一番ひどかったのが牛が無くなった直後に出た豚丼で、タレをそのままに肉だけ豚に変えたやつ。・・・はっきり言ってゲロまずでトラウマになりました。あのパサパサ感は何だったんだろう？　後になって知ったんですが、あの後一番早く復活したすき家は、豚丼をちゃんとタレから開発したそうですね。そのおかげで客離れを防げたとか。実際、吉野家のトラウマでしばらく豚丼には寄り付かなかったんですが、話を聞いて食べてみた時、確かに美味しかったのを覚えています。　やっぱりこの辺は企業の戦略次第でしょうか。なんだか吉野家とすき家に勝ち組と負け組の図が見える気がします。