スポーツ指導員(バスケットボール)養成講座専門科目3日目 その3
スポーツ指導員(バスケットボール)養成講座専門科目3日目 その3講師安田弘子氏(高取国際高校監督・JBA公認A級コーチ)リバウンドとブロックアウトリバウンドL'important, c'est de participer. 重要なのは参加することである。(参加することに意義がある)1に意欲、2に意欲、3・4に意欲で5に意欲、6・7・8・9も意欲で、10が予測リバウンドをとるというのには、絶対とってやるという気持ち、絶対にとらせないという気持ちが重要1、ボールが落ちてくる場所 右から打ったら、左に落ちやすい左から打ったら、右に落ちやすい近くから打ったら、近くに落ちる遠くから打ったら、遠くにはねる2、3秒シュートを打ってからボールが落ちてくるまでの時間は3秒この3秒のかけひきが、リバウンドの醍醐味オフェンスリバウンド自チームの誰かがシュートを打った場合、オフェンスリバウンドに入る者とセーフティーとの役割を5人がきちんと判断する必要がある具体的には、3人がゴール方向に向かってリバウンドに飛び込み、1人が大きく跳ねるボールをねらうロングリバウンダーになり、1人がセーフティーとして自チームのゴール側に戻るという形が多いオフェンスリバウンドに入ると、仮に相手にリバウンドを取られたとしてもそのボールの近くで競り合った結果、相手は速攻のプレーに移りづらくなるオフェンスリバウンドに積極的に入ることは、オフェンスのチャンスを増やすばかりでなく、相手の速攻のファーストオプションをつぶすチャンスも増やすことになる自チームのショットが起こったあとには、ぼうっと立っている選手がいてはならないオフェンスリバウンド後オフェンスリバウンドをとったら、第1はシュートポイントとして、着地後にボールが無防備にならないことボールを下ろしてしまうと、下でカットを狙われる体でボールを守る姿勢をとって強くジャンプするか、ボールをおろさずにすばやくジャンプするインサイドでのプレーに自信がないのであればパスを出すブロックアウト1、まず、相手にぶつかる バンプ(bump) シュートが打たれてから落ちるまで3秒あるので、まず、マークマンを探して、半身片腕で、マークマンにぶつかるボールに目がいくのではなく、マークマンを探すのが第一そしてぶつかる2、2秒間相手を抑えるオフェンスリバウンドを獲るであろうという絶対の相手には、正面両腕でぶつかって2秒間動きを止める相手が動けば、同じように正面両腕で正対して動いて、中に入れないそれ以外の相手には、半身片腕でぶつかって、そのまま半身で抑える方法と半身片腕でぶつかったあと背中で抑える方法があるボックスアウトの技術-身体を接触しに行ってからボックスアウト<バンプ(bump)の練習>ぶつかり合いを怖がったり、嫌がってしまう選手は、オフェンスでも、ディフェンスでも相手を避けて(逃げて)しまい、いいプレーができなくなる。ぶつかり合う練習をふだんからやっておくと、本当に体のぶつかり合いが必要なときに怖がることなくなるぶつかりドリル1、空中ぶつかり2人で、お互いに真上にジャンプして「肩」でぶつかり合う3回力強くぶつかる3回目着地したときにトリプルスレットの構えでバランスを保つ2、押し合い歩き半身片腕で、押し合う、押し合いながら歩く3、正面ぶつかり正面両腕でパワースタンスをしている相手に、正面から衝突するディフェンスリバウンド後アウトレットパスか自分がドリブルでかわすかすばやく判断するアウトレットパスゴールから遠いほうの足を軸足にしてステップアウトし、ガードへパスを出す分がドリブルでかわすステップアウトしたときに、ディフェンスが前にかぶってきたら、自分がドリブルでかわすコンビネーションプレイ2人のプレーヤが連携して得点を狙うプレイ ・パス&カット・インサイドスクリーン・アウトサイドスクリーン・ドリブルスクリーン●パス&カットパスをした選手がバスケットへカットしてチャンスを作るプレイ練習としてはガードとフォワードで行うガードがカットする場合・フォワードがカットする場合●インサイドスクリーンまだドリブルしていないボール保持者が、1対1で攻撃しようとしているときに、味方のプレイヤーがスクリーンをかけにいくプレイドライブ・トゥ・ザ・ゴールボール保持者のディフェンスがスクリーンにかかって対応が遅れた場合、ボール保持者が一気にゴールに向かってドライブするプレイピック&ロールボール保持者がスクリーナーのいる方向にドライブし、ディフェンスがスイッチアップしてきた場合、スクリーナーがスクリーンをかけているディフェンスの体をブロックしつつロールターンをしながら一歩ゴール方向へ踏み込みボールを受けてシュートするプレイ●アウトサイドスクリーンプレッシャーをかけられているボール保持者やゴールに背を向けているポストマンが、すぐに攻撃できないときに、ボール保持者の脇をすり抜けるようにして自分のデイフェンスをぶつけ、ハンドオフパスを受けて、攻撃するプレイハンドオフ・アンド・ドライブ#2のスクリーンを利用して、#1が#2の背後に回ったとき、#2のディフェンスが#2についていれば、#1はハンドオフ・パスを受けてそのままドライブ・インをする フェイク・アンド・ゴー#2のスクリーンを利用して#1が#2の背後に回ったとき、#2から#1へのハンドオフ・パスに#2のディフェンスが反応すれば、#2はパスをせずに(パス・フェイクをして)ゴール方向にドライブ・インをする。 カット・アウェイ#2は#1へのハンドオフ・パスの後、ゴール方向にカットする。このパスに#2のディフェンスが反応すれば、#1は#2にリターン・パスをする●ドリブルスクリーンドリブルスクリーンの基本は、ドリブラーはスクリーンを掛けるディフェンスに向かってドリブルするということノーマル:#1のディフェンスが反応しないとき#1がドリブルで、#2に近づいてくるときに、#2は逆方向へフェイクしてから、#1の外側を通る、#1から#2に手渡しパスをして、受けた#2はそのままドライブするピック&ロール:#1のディフェンスが反応するとき反応して#2へスイッチディフェンスしたときは、#1は#2への手渡しパスの後、ゴール方向にカットする。#2は#1にリターンパスを出すパスフェイク:#1のディフェンスがスイッチする事前準備をしていたとき相手の裏を突いて手渡しパスをしないで、自分でドライブする。上体を低くしてディフェンス二人の間を抜くバックドア:#2のディフェンスがオーバーディフェンスで手渡しパスを阻止しようと事前準備していたとき#2(パスをもらうプレーヤーの判断力が問われます)が、ディフェンスがオーバーディフェンスでパスコースを阻止するために前に出て来たら裏をとってブラインドサイドにカットして、#1からバウンドパスをもらう