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カテゴリ:恋歌
雪の降りけるをよみける
冬ながら 空より花の 散りくるは 雲のあなたは 春にやあるらむ 古今集巻六・冬歌 灰色の空より、 舞い落ちてくるものは何・・ あれは 一片(ひとひら)の花なのか・・・ 季節は 冬というのに・・・ 次から次へと舞い散る真白の雪は まるで 散りゆく花びらのよう・・・ 厚い雲の はるか向こうには 確かに 春が来ているのだろうに・・・ 清原深養父は清少納言の曾祖父であり 百人一首には次の歌がある。 夏の夜は /まだ宵ながら /明けぬるを 雲のいづこに /月宿るらむ ・・・・・・・・・ 日曜日の朝、起きてみると一面の雪であった。 前日は遅くまで起きていたのだが、雨が雪へと 変わったことに、全く気づかなかった。 前日灯油を買い忘れたせいで、 我が家は極寒の冷凍庫のような有様 やむなく お布団の中で午前中をすごした。 前日の別府往復の疲れもあり うとうとしながら寒さを凌ぐ。 それはそれで、お寝坊の言い訳にはなった・・・ 午後やや雪も落ち着き、そろそろと車を走らせた結果 やっと灯油を2缶買うことができた。 これで、一安心。 それにしても 昔の人は、どうやって、こんな寒さに耐えてたんだろう? 電気も灯油もない時代に? やんごとなき、身分の高い方々にしても、 せいぜい衣装を重ね、火鉢にあたる程度だったのでは?? 真冬の恋歌が少ないのは、 身も心も凍えて恋どころでは なかったせいかも・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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