これはもう虐待だ!
今日はかなり厳しい意見なので、そんなのはあんたの文章で見たくないという方はここでお引取りを。何が虐待かというと高校野球である。高校生がスポーツに打ち込む姿は私も大好きだ。特に、今年大人気になった斉藤君は文武両道の上に性格もすこぶるいいらしい。また、今年は話題の選手も多く非常に良い試合が多かったらしい。がだ体も満足にできていない高校生に4連投させるのはどうか?こんなに過酷な学生スポーツは高校野球だけだ。自分もスポーツをしていたので分かるし運動生理学も独学ながら勉強したので一般の人よりも詳しいと思うがこの時期はまだ成長期で過剰な負荷は体にとって百害あって一理も無い。甲子園に出たためにいや甲子園に出るためにも多くの素質ある選手の選手生命を奪っているのではと毎年この時期思う。しかも、多くの学生は勉学や遊びの時間を割いて練習しているのだ。選手生命を奪うだけでなく、場合によっては子供たちの未来をも奪いかねない。甲子園準優勝経験者のkaidoさんいわく昔はもっとひどかったらしい。たしかに当時は10人か11人かで甲子園にやってきて連戦であった。しかもそれが美談として報じられていた。私も当時はすごいことだと思っていた。確かにすごいことだが、大人たちの感動のために子供たちの未来を奪う権利などありはしない。いまは少しはましになって控えのピッチャーがいなくてはだめらしい。とはいえ、トーナメント。1つの試合も負けられないのだ。また、勝つための戦術も世論は許さない。良い?例は(古いが)松井の連続敬遠だ。これで敵は勝ったが連日、マスコミのバッシングはひどかった。マスコミが言う「正々堂々」と戦って勝つためにはチーム1番のエースピッチャーに連戦連投を強いるしかないではないか!体が出来上がった(老化が始まった?)プロでも(だから?)一般的には1試合100球ほどで中4日の当番だ。投手の疲労も考えず、一敗も許さない今のシステムはどう考えても高校生を虐待しているとしか思えない。高野連をはじめ主催している新聞社やマスコミは子供たちの虐待を見世物にしているとしか思えない。それを見てやれがんばれだの正々堂々と戦えだのといっている大人たちはクーラーの聞いた快適な部屋でテレビを見ながらビールを飲んでいたりするのだ。だから私は高校野球は見ない。正確には私はテレビでは高校野球は見ないので高校野球は見れない。見るとしたら、甲子園の外野席でかち割りも頼まず暑いのを我慢しながら見る。最低限それ位しないと自分たちの未来を捨ててまでプレーしている高校生たちに申し訳が立たない。いやそれでも足りないな。なので、私は高校野球は見ることができない。私が高校野球を見るのは中3日以上でエースが投げられるような運営システムが出来上がってからだ。