テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:言霊の宿る国の言語学
山には真っすぐな木はない 世の中には真っ直ぐな人はいない この言葉は、客家(はっか)と呼ばれる中国の少数民族の教えらしい。 この言葉の意味を知ると、なかなか心に響くものがある。 山には、真っ直ぐな木なんて一本も存在しないのと同じで、世の中にも真っ直ぐな人はいないということ。 人は、どんな立派な人であっても、欠点があったり、弱みはあるって意味。 だから、他人のことは少し大目にみてやろうよって意味なんだ。 客家って言うのは、古い時代の漢民族でルーツを辿れば古代春秋戦国時代の王族の末裔だと言う。 だから、漢民族の中でも中華文化を守ってきた正統な民族らしい。 福建省ではユネスコ世界遺産にもなっている建築物。 土楼という大きな円陣の建物に集団で暮らす。 基本的に、一つの土楼には血縁一族が一緒に居住して、そこで子供の頃から様々な知識を学び合ってリーダシップを養うそうだ。 だから、必然的に客家出身者にはリーダーは多い。 たとえば、太平天国の指導者洪秀全、国民党の孫文、台湾の李登輝総統だって客家の出身だと言うから凄いね。 砂なんか、崖っぷちに生えてる松みたいに曲がりくねった木。 欠点だらけのエロおやじだから、かなり大目に見ておいて欲しい♪(笑) 昨日テレビを観ていて、グッときた言葉だった。 写真の花は松葉海蘭(マツバウラン)。 誰に気づかれなくても、桜の散る頃、空き地や公園の片隅に咲く野花だ。 薄紫がとても可憐で砂が好きな花。 こんな華奢な花でも逞しくしっかり生きてるんだよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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