テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:言霊の宿る国の言語学
何にでも、そこそこのイケてる加減というか適量がある。 セックスだって、激し過ぎれば感じるどころか痛みに変わるしね...(笑) 関西だと、『あんばい』って言葉をよく使うけど、漢字も色々あって、まんべんなく配置する意味では按排(按配)、適量の味加減は塩梅と表記する。 ちなみに、塩梅(あんばい)というのは、梅干をつくるための塩加減に由来した当て字で、砂の故郷ではポピュラーで、日頃から一番耳にする言葉だったよ。 さて、梅雨は鬱陶しいと思われがちだけど、梅雨には大切な役目がある。 この国を、"瑞穂の国"へと導いたのは梅雨だ。 秋に黄金色の稲穂が実る風景をもたらし、そんな日本の秋の風景が、早合点したマルコポーロのせいで西洋にはジパング伝説(黄金伝説)として伝わり、勘違いから大航海ブームまで招いた。 だから、梅雨はこの国の生命線でもある。 それに、梅雨ならではの楽しみ方もあるんだ。 例えば、花は太陽の下でだけ美しい訳じゃない。 紫陽花なんかは、雨にこそ瑞々しく映える花。 雨には雨の楽しみ方がある。 雨音を聞きながらの読書とか... それはそうとして、昨日からの雨は凄かったよね。 ほんと、雨も降ればイイってもんじゃない。 まとめて降らさずに少しは加減をして欲しいよな。 先週9日に沖縄が梅雨明けしたらしいけど、近畿は昨夜から激しい雨だった。 この辺りも川は決壊するし、避難勧告は出るし、オマケに買い物に行くにも土砂崩れで道が通れないし大変だった。 万事、何事も加減が大事だね。 それとも、激しいのがお好き?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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