テーマ:"あすの日本を考える"(493)
カテゴリ:物申す
7月12日時点で日本赤十字社(中央共同募金会分を含む)には、約2,657億円の義援金が寄せられているものの、震災から約4カ月以上を経てなお、被災者に渡ったのは総額の4分の1程度の約669臆円に留まっている。 そもそも、寄せられた義援金は日本赤十字社と被災した自治体担当者らで組織した義援金配分割合決定委員会で各自治体への割当額を決定する。 さらに、配分を受けた自治体の配分委員会を経て、各市町村から被災者に渡る流れだ。 平成7年の阪神淡路大震災では、発生から約2週間後には義援金の送金がはじまった。 しかし、東日本大震災ではその配分を決めるハズの決定委の立ち上げそのものが大幅に遅れたそうだ。 決定委が初会合を開いたのは、震災から約1カ月後の4月8日。 関係者によると、被害がこれだけ複数の自治体に及ぶのははじめてのケースで、まず被害の"確認"と国と各自治体間の"調整"に時間を費やしたというのが"理由"だそうだ。 いつも、理由だけは立派にあるもんだ... 一方、決定委の事務局の役割を務めるハズの厚生労働省側は、義援金を集めた日本赤十字社側がイニシアチブをとるべきだったとコメントしていて、義援金の配分すら"旗振り役"がいなかったのが、支給が遅れた原因として明らかになっている。 「地震・雷・火事・親父」... 親父は別にして...(笑) 日本はこれまで様々な災害に見舞われ、世界有数の防災技術とシステムを育んでは来たし、世界中から高い評価を得てきた。 だけどその反面、政治の混乱と行政の脆弱さ、さらには、復興の一助となるべき官民両方の無責任さにも目を覆いたくなる。 この国の立法・司法・行政、そして企業も民間組織も指導者は不在なのか? 「責任」と「使命」と「指導力」という言葉を失くしたのか? 誰も彼もが、想定外を流行語大賞にするつもりか? テロ、金融不安、貿易赤字、領土問題など、日本を取り巻く国際情勢はめまぐるしく変化している。 政治家は、内輪揉めやデキない理由を探したり、言い訳してる場合ではない。 要するに国家の危機なんだ! これからの指導者とは、広い視野で柔軟に指導力を発揮する必要があると自覚すべきだ。 権力や権威というのは、組織の指導者になるともらえる特典じゃない! 官も民も大きな心得違いをしてるよ。 指導者の務めとは、組織が果たすべき任務と結果に責任を持つということだよね。「責任」と「使命」と「指導力」の上にこそ、与えられた特権なんだよ! 理解してるか?うちのトップも?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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