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2012.05.14
テーマ："あすの日本を考える"(493)
カテゴリ：物申す
先ほど提示された、大阪市の改革素案は、前回示された事業見直し試案に対し、 担当部局や市議会側からの声を反映させた"譲歩案"だそうだ。 思えば、財政健全化を目指す橋下徹市長の交渉術は仕事の参考になることが多い。 一旦は、困難な目標を掲げておいて、ちゃんと「落とし所」を用意するという手法。 これが、府知事時代にも使った"橋下流"の交渉術の妙だね。
それに比べて、民主党政権の外交政策はいったい何だ？ ハイチへＰＫＯに派遣している自衛隊部隊の撤収方針決定は遅きに失する。 昨年、野田首相が派遣の１年延長を決めたときも、撤収を求める声が出ていた。 なのに、官僚の意見は無視して部隊はボランティアでもできる仕事ばかり任され、 税金を浪費して、現地で"ドブさらい"や"生活ゴミ"を回収しながら過ごしていたんだ。 こうして、無駄に使った税金は推定で数百億円... 東北の被災地で、同じように部隊を使えばどれだけ役立ったことか... 仕事をする上で重要なのは、まずどんな任務をどれだけ達成するかという戦略だ。 民主党政権は外圧を意識して、いわれるまま派遣するだけで戦略がまったくない。 戦略なきＰＫＯはハイチだけじゃなく、南スーダンも同じだ。 それに何だ？ ＰＫＯで、自衛隊は近くで民間人が虐殺されても、 他の国連部隊や赤十字が攻撃を受けても、助けに行くことができない。 そもそも憲法９条が禁じるのは、国際紛争の解決手段としての武力行使で、 ＰＫＯは、世界が協力し合って紛争被害国を助ける組合活動なんだ。 もし、人助けでも武器使用を禁じるなら、ＳＰや警官に拳銃持たせんな！ 外国の部隊から見れば、自分らを"見殺し"にする日本の部隊は仲間でも見方でもない。 こんな世界の常識に反することが、未だに国内でまかり通っているんだ 民主党政権は、予算を割いて国家戦略担当相という大臣ポストを用意している。 何の戦略を立てたと思ってるんだろう？ 何様だ？ やる事が場当たり的で、何でもかんでも幼稚過ぎる... 民主党政権より、中学のホームルームの方がしっかりしてるよね。 震災復興、原発、領土問題、エネルギー問題、外交、防衛と、 議論を重ねて、いつか決まればイイってもんじゃない。 モタモタして時間が経つ間に、状況がもっと悪くなることが多い。 物事の決断には、ときに名案よりスピードが必要なものもある。 人生の失った時間は、決して取り戻せない...       お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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