労働メーデー
昨日26日、代々木公園にて「第79回メーデー中央大会」の後に「連合・非正規労働メーデー」が行われたとのニュースを見ていた。ちなみに、本来は5月1日5月1日「メーデーの日」にあたる。年収200万いかない人達。自分は現在派遣で200万ギリギリ超えたが、彼氏は残業して200万いかないからね…というか、元々自分もその立場だったし、いつその立場に戻るかわからないわけです。何度も書いてきた派遣社員・契約社員という名の元に行われている格差。「社員になれますよ」といって入社した。現実は社員なんか採用していない、または採用していても契約社員だったと言う事もザラである。いや、その前に日雇いから抜けれない人達も年々増加傾向である。ちなみに平成19年度の最低賃金はTOP3が東京(739円)、神奈川(736円)大阪(731円)であり、最低は秋田と沖縄の618円が最低だと思われる。だが、実際に最低賃金より+アルファで働いてるケースも多いが、アルバイトやパートで時給が千円を越えるケースがあるのだろうか?アルバイト・パートで働かなくては行けない現状。そして、契約社員でも時給制という会社も多い。これも千円をこえるだろうか?ちなみに首都圏の平均時給は2007年のデータによると946円。(markezine参照)仮に、この一番賃金が高い、また時給も一番高いといわれている地域で簡単な計算をしてみようと思う。パート、アルバイト例:1日8時間、週休2日、時給946円、月労働時間22日、ボーナスなし。(非正社員)946円×8時間=7,568円7,568円×22日=166,496円(1カ月の収入)166,496円×12ヶ月=1,997,952円1年の収入が1,997,652円。最低賃金が一番高い地域での平均時給で見た場合の話ですがね…あ,当然ボーナスなんかないわけです。この金額からどんどん引かれていくわけです。保険料とか。現実問題として、時給が800円を越す地域はかなり良い地域である。大体,地方なら平均時給は700円台って言われてるからね。自分の住んでる地域でもそうだけど、正直上記の計算ってアホラシ・・・と思う部分は多いのだが。最低賃金スレスレの地域や業種も多いわけです。現実として。そういや、民主党が「最低賃金1000円に」とか1年位前に叫んでいましたけどね、まぁ、原則賛成ですわ。働くものとしちゃ。ただ、現実にそれを行った場合潰れる会社続出か、雇用の切り捨て等が始まるだろうな…と思ったりしますが。ただ、そのようなのを除いて、やはり賃金は1時間千円位はもらわないとボーナスもない人達はどうしようもないわけですよ。。。引かれる前の年収が200万切っている。「非正規雇用で生計を立なくてはいけない現実の人々」というのは一体なんなのかと思う。派遣社員も含めて。自分の好きな土地で賃金に納得していたり、自分のライフスタイルで賃金に納得して働くなら、他人が賃金のことで言う必要はないと思うが、長年200万どころか年収150万前後で生活する事が多かった私にとってはやはりこのような問題は常に興味がある。(残業して200万超えた時はうれしかったな…)だが、いつまたそのような生活に戻るのやら…よく、「資格取ればいいじゃないか」等というが、アルバイト掛け持ちして日々の暮しを立てて、正直週末はグッタリ生活。または、生活費がないために借金をする人達・・・等など、簡単に資格というが、その資格の費用と時間の捻出が難しいケースも多々ある。それ以前に住む場所のない人達まで出てきているのだからどうしようもない。未だに雇用保険すらかけていない企業は多い。だが、保険をかけてくれといえば「明日から来なくていいよ」といわれる。失業保険すらもらう事が出来ない現状。ハローワークに訴えれば保険はもらえるだろうが、会社からクビきりを行われる。自分が経験した事であり、ハローワークや社会保険事務所等にまで言われた現実。そもそも非正規雇用は賃金の問題、雇用契約期間の不安定さ、労働時間が短い、福利厚生が不十分であり、更に正社員への移行率が問題である。正社員の人達が普通に受けている福利厚生、当たり前と思っているかもしれませんが、一緒の福利厚生が受けれないんですよ。更に、社会的にはローンもまともに組めない。だから、皆、キャッシング等の金利の高いものに手を出さざるをえない。このような明確な違いを正社員の方達はご存知か?と思う。私の知ってる限り、「え、誰でも受けれるでしょ…」と非正規雇用と正規雇用のメリット、デメリットを理解していない人が多いと思う。メーデーの形骸化等と言われているが、メーデーがなければニュースで取り上げられる機会が減ってしまう。声をあげて行くこと、明日を確保する為には声をあげていく他ならないのだと改めて思った。