わずかの差のマクロ化
珍しくプロ棋戦の話を肴に進める。今日行われた、王座戦の第２局であるが、挑戦者の今村九段が、山下王座に中押し勝ちし、１勝１敗の五分に星を戻した。タイゼムに入っていって、その棋譜が残っていたので、それを流れだけざっと見ようと、初手から手順を追ってみた。まあ、こんなドヘタが、流れを見ても理解不能なのだが、最後は山下王座の黒石がツブされた格好での投了となっていた。 関西棋院勢に関して言えば、ここ２０年くらい（と言っていいのだろうか？）、たまに挑戦者は出しても、日本棋院の壁にはね返される、という印象がついて回っている、と個人的には感じている。今村九段にしても、かなり久しぶりの挑戦手合登場ということで、その間に経験値を積んだ山下王座に対しては、ストレートで負ける恐れすらあるかな、と思っていた。今日の勝ちで、その恐れは杞憂に終わったわけだが。しかし、この差とは何なのだろうか。プロクラスまで行くと、３目半の差が大差とまで言われるように、アマチュアから見たらわずかの部分が、こと勝敗の差という形でマクロ化してくるのだろう。まあ、このブログをお読みの皆様なら、大半の方は承知しているだろう（思い込みだったらごめんなさい）。そこの部分が如実に現れているのが、世界戦ではないかと。どこの差なのかは、自分のようなヘボが言うよりも、博識をお持ちの、他の方々のブログの記事に譲るが、せめてこれだけは言いたい。 その差を埋めようとする努力を忘れては、絶対いけませんよ。 子供たちへの普及の面や、実際の対局での成果を求めることや、諸々で。現況を見ると、簡単には埋まりそうにないかな、というのが正直な気持ちなのだが。日本棋院、関西棋院、両方ともお願いしますよ、本当に、いやマジで。これが多分、ファンの願いに違いないでしょうから。 自分の実力の事は、完全に棚に上げてますけど…orz
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