月
『月がとてもきれいですね』黄色が濃くて、まんまるです。我が家は坂道を登ったところにあるのですが、今月の月は坂を登りきった方向にちょうど位置します。坂道をぐんぐんペダルを踏んで登っていくと、まるで空でも飛べそうな気がしました。で、帰るみちみち考えていたのが、「月」がタイトルの小説って何があったっけ。「水の中のふたつの月」乃南アサ。お話は好みじゃなかったけど、タイトルは好きでした。好きなタイトル、といえば断然、「月は無慈悲な夜の女王」。あんまりタイトルが素敵なので、背表紙を見ただけでお腹いっぱいになってしまって未読です。こらこら。「太陽少女+満月少年」若木未生。勢いのあるライトノベル。「サニーガールとムーンボーイ」と読むんだったか、いいタイトルでしょう、大好きです。小野不由美の「月の影 影の海」。十二国記。これは逆にタイトルはそんなに好みじゃないんですが、お話が好き。続刊を待っているんですが、まだ出ません。夢でシリーズの続きの話を読んだことがあって、とっても幸せだったのですが、あっという間にその夢の内容を忘れてしまって、とっても不幸になりました。おもしろい夢だったのよ、ほんとよ。「満月」吉本ばなな。キッチンの続編。これを読んで以来、恋の特効薬はカツ丼だと信じるようになりました。まだたくさんあるんでしょうけど、たちまち思いつきません。いいねえ、月。『同じ月を見ましょう』