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テーマ:城跡めぐり(1254)
カテゴリ:城跡と史跡(茨城編)
ゴールデンウィーク期間中の話ですが、つつじ祭りで有名な茨城県笠間市へ行ってきました。
向かった先は、つつじ祭りの会場となっているつつじ公園のさらに先、笠間城です。 笠間城大手門跡 石垣と桝形の跡がわずかに残っています。 大手門の先には石段があり、本丸の玄関門へと続いていました。 本丸玄関門跡 前回笠間城を訪れた時、この辺りで大の苦手なヘビに遭遇したので、やむなく撤退した経緯があります。 したがって本丸から先に入るのは、今回が初めてです。 本丸 周囲には土塁の跡が残っており、現地にある絵地図を見ると、土塁上には土塀が巡らされていたようです。 本丸南側の土塁上には、かつて八幡櫓が建っていました。 八幡櫓の跡 本丸のさらに先には天守曲輪があり、本丸との間には堀切が残っていました。 堀切跡 絵図を見ると、かつては木橋が架けられていたようです。 笠間城の天守台は、東日本大震災の地震で石垣が崩落してしまったため、一部立ち入りが制限されています。 天守台の石垣 天守曲輪に鎮座する佐志能神社は、笠間城の築城前からここに祀られていた神社です。 佐志能神社 笠間城の築城は鎌倉時代の1219年に開始され、1235年に完成したと伝えられています。 当時は三白寺と徳蔵寺の僧兵が争っており、これを制圧した宇都宮時朝(宇都宮頼綱の甥)によって築城されました。 宇都宮時朝は笠間氏を名乗り、以後は1590年の豊臣秀吉による小田原攻めまで、代々笠間氏の本拠地となっていました。 江戸時代に入ると笠間藩が置かれ、笠間城も近世城郭へと改築されました。 また、現在の山麓公園に下屋敷が置かれ、政務の中心は笠間城から下屋敷に移っています。 日本城郭協会「続日本100名城」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/06/08 09:39:23 AM
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