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(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。
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かれこれ1週間ばかり続けてきた コードネーム・シリーズですが 構造の話ばかりで、どんな時に使えるか という話は 全くしていませんでした。 と いうわけで 本日は ちょっと寄り道して 『よくあるパターン』コード進行の話です。
ディミニッシュ(dim)もオーギュメント(aug)も 次のコードへ、よりなめらかに進むための 「橋渡し」的に使われることが多い和音です。 例えば、ハ長調の1度Cから 4度のFへ進む時 C(ドミソ)→F(ドファラ) と まっすぐ素直に進んでもいいのですが C(ドミソ)→Caug(ドミソ♯)→F(ドファラ) と Caugを経過して進むと 和音の中に、「ソ →ソ♯ →ラ 」という 半音ずつ じわ~っと上っていく流れが生まれます。 このように、 進んでいく2つのコードに共通の音がある 各和音の中に 半音2つ分(全音)離れた音がある と いう時、 二つの和音の隙間を埋める和音として aug やdimが 活躍します。 ちなみに 「dim」コードが 橋渡しとしてよく使われるのは ドミナントの手前部分です。 例えば、「4度→属7」と進む時 4度→属7 の「→」部分に はさみ込むのです。 ハ長調なら F → F♯dim →G7 ですね。 では、具体例。 『故郷の人々』(ハ長調)の最後の部分に 【主要三和音だけで】 コード付けした場合 C F ミ~~ レドミレ/ドードーラド~ ConG G7 C ソーミド レーレー/ドー~ ♪ 【経過和音を使った場合】 C Caug F F♯dim ミ~~ レドミレ/ドードー ラド~ ConG G7 C ソーミド レーレー/ドー~ ♪ 注:「ConG」は、ソの音を一番下に持ってきた形のC。 「ConG-G7」ワンセットで、ドミナントとみなします。
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