ＭＹ研究所

　　　　　　　　　　　　　
昨日は　コード進行の話へ　流れましたが
とりあえず、もう一種類だけ　書いておこうかと。
　　　　　　　　　
これまで、メージャー・マイナー
セブンス・ディミニッシュ・オーギュメント
５種類のコードについて　書いてきましたが

本日の　コードは、サスフォー（Suspended４th）。
表記は「　○sus４　」となります。

サスペンデッド・コード（Suspended　chord）
のSuspendedには　「宙ぶらりん」「吊り下げる」
という意味があり、
つまり　非常に　不安定な状態にあるコードです。

メージャー・コードを　最初に説明した時、
「長調の音階の　初めの５音を覚えてしまう」
話をしましたよね。
長三和音は、その　第１音・第３音・第５音　を
弾く、ということでしたが
サスフォーは、
その「第３音の代わりに第４音を弾き」、
「その後　本来の第３音へ戻ろうとする」
性格を持った　コードなのです。

だから
Ｃsus４があれば　次には　Ｃ　
（ド　　ﾌｧソ）　→　　　（ド　ミ　ソ）
Ｇsus４があれば　次には　Ｇ　
（ソ　 ドレ）　　→　　（ソ　シ　レ）
が、きます。

曲の流れの中で、さあ　いよいよ終わり、という時
ストレートに１度のコードに入るのではなく、
このサスフォーで　ちょっとじらせてから
本来の１度に進んで　終わる、
という形で　出てくることが多いです。

補足：
○sus2（サスツー）といって、第3音の代わりに
第2音を取るコードもあります。滅多に使われませんが。
やはり、基本の和音に戻ろうとする性格を持ちます。