|
カテゴリ:コード
トニックが 1度 サブドミナントが 4度 ドミナントが 5度(または属7) という話をしましたが これらの主要三和音は、「代表」みたいなものです。 代表、というからには その他のメンバーもいるわけです。 以前、「主要三和音」に対し 「主要じゃない和音」という言い方をしましたが その 主要以外の和音を三つ、 あらためて よ~く見てみましょう。 【2度】 音階の2番目の音から 作った和音。 ハ長調を例にすると、 2度の和音はDm「レ ファ ラ」になりますが、 このうち ファとラは、4度のF「ファ ラ ド」と共通します。 6割以上同じ材料でできている、と いうことは 味わいも似ているということ。 4度を砂糖、 2度を蜂蜜とでも考えれば、 『甘味』をつけるために、 代用できないこともないですよね。 というわけで、サブドミナントの機能がある、といえます。 また、属7であるG7「ソ シ レ ファ」とも レとファが共通しているため、近しい関係にあり とても属7へ向かいやすい性格を持っています。 【6度】 音階の6番目から作った和音。 ハ長調ならAm「ラ ド ミ」 1度(C)の材料 ドとミが 入っていることから 1度の代用として使えます。 1度を塩、6度は醤油とでも 思っていただければ。 基本的に トニックの機能があると考えます。 【3度】 音階3番目から作った和音。 ハ長調のEm「ミ ソ シ」。 これまた、1度のCと 「ミ ソ」が共通しているので 1度の代用として使用可能。 例えていうなら…味噌、かなあ。 これまた トニックの機能を持つと考えられます。 似たもの同士は 交換可能、というわけで T. →S.→ D.→T とコードが進む時 C →F → G7→C の代わりに C →Dm→ G7→C とか Am →F → G7→C とも弾けそうですね。 覚えておくと、いろんな味付けが楽しめます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[コード] カテゴリの最新記事
|