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カテゴリ:コード
私自身は、エレクトーンを習っていた関係で コードネームを 自然に覚え、 ピアノを習い出してからも活用していましたが 自分が音楽教室の講師となった時は ピアノの生徒さんに、コードネームを教えていませんでした。 しかし、バスティンの本を使うようになったら 当たり前の様に、コードネームが出てきます。 しかも、コードネームを覚えてしまった子は 譜読みをする時も、コード分析してしまうと 速く、正確に 流れを読み取ってくれるし (うっかり忘れても それらしい伴奏がつけられるし) 初見でも、即興でも、圧倒的に、早く理解できる。 …これはもう、使うしかないでしょう。 と、いうわけで 最近は どの生徒さんにも、教えています。 練習時間が取れなくなってきた 生徒さん、 (今は小学生も 普通に塾通いしていますしね) ブルグミュラー・ソナチネ・ツェルニーあたりは コードで乗り切っていますし バッハなどのバロックも、コードを活用しています。 例えば、ブルグミュラーの6曲目、「進歩」だと 中間部の裏拍から入る フレーズを Am / Dm / G / C と つかんでしまえば、かなり楽になりますし 『ソシレソ』とか『ソシレファ』というフレーズを 何度も 取り違える場合(ソナチネやツェルニーに多い)、 『ソ』か『ファ』か という事を注意するより GかG7か、と コードで意識させた方が一瞬で直ります。 ただ単に、和音として意識させるのではなく そのフレーズの性格を決定付けている 重要な「決めの音」、を 意識してもらうこと。 和音の進行を意識して、表現を考えること。 たとえ、単音の伴奏でも 「このソの音は、Cの一部だろうか、Gの一部だろうか。」 と、意識するだけで、演奏は変わりますしね。 使わないと、もったいない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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