MO後日談
先日“表日記”で書いたMOドライブとディスク。結論を先に書くと、とてもいい買い物をしました。まず、640MBという容量が絶妙。ファイル1個でこの容量を超えるものと言えば、せいぜい動画ファイルぐらい。そんなものは仕事には登場しません。エクセルだのワードだの一太郎だの、まだまだ当分ディスク1枚すら埋まりそうにありません。世の中のフラッシュメモリ(メモリーカードも含む)の大容量&低価格化は2~3週間単位で、ついこないだ¥3000で買ったカードが¥980で売られているというのもザラです。でも、そんな何ギガもあるようなメモリは「容量を使い切って困る」ということはほとんどないし、むしろ「たくさん入れすぎて、ファイルの整理に困る」というほうが多いのではないかと。場合によっては、でっかいメモリにフォルダをいくつも作るよりも、ファイルの種類別にそれぞれディスクを用意する方が使いやすいこともあるのかも。次に、丈夫であること。フラッシュメモリの耐久度は意外と低く、数千回~数万回の書き込みで物理的にデータ保存ができなくなると言う話も。実際にこれで困ったと言う話を聞かないのは、低価格化が進んで、寿命がくる前に新しいメモリに買い換えるからではないか、と。MOの扱い方はかつてのフロッピーに近く、開いてはデータ上書きを繰り返しできます。さらに、ディスクのあの厚みは心なしか頼もしさも感じます。書き込みできる回数も、HDD(約100万回)以上の約1000万回程度だとか。そして、USBメモリ以上のメリットは、汎用性の低さ。当然ながら、ドライブがないと読み出せないけれど、万が一紛失したとしても、拾った人がMOドライブを持っている可能性はいかほどのものか。パソコンにUSBポートさえあれば読み出されるUSBメモリに比べて、そのリスクも若干低くなりそうです。10年ほど前に、うちの親父が「仕事でMOディスクを使う」ということでMOドライブを増設したことがありましたが、当時のMOはドライブが¥20000近くした気がします。接続もSCSIで、決して手軽ではなかった。そして「MOはオッサンがデスクで使うメディア」というイメージが自分の中で定着しましたが、自分がオッサンになって仕事で使うようになると、こんな頼もしいものもないかな、と思うようになりました。