大阪へ
私は約9年前ぐらいまで大阪に住んでました。関西での生活は小学校5年間は兵庫県、短大から就職して後約3年は大阪でした。関西は第二のふるさとのようなものです。当時私は大阪堺市の老人ホームに勤めていました。厳しい施設でしたが、同期が15人!それはそれは心強いもので、みんな仲良く、同期同士で結婚したものも2組いるぐらいでした。先輩方ともほとんど年が離れておらず、とてもよくして頂きました。私が大阪を離れてからも行く土地行く土地に何人かで遊びに来てくれて名古屋にきてからも「名古屋グルメツアー」と称して遊びに来てくれていました。そういう私はこの9年間いろいろなことがあり初めは同期の集まりに良く参加していましたが、ここ最近はそれもなく、5年近く(はっきり覚えてないぐらい)ご無沙汰でした。今回、栃木にお嫁に行った大阪の友人が長期里帰りということで同期、先輩との集まりが実現。私も久しぶりに皆に会いたくて参加することに。近鉄特急になんばまで乗るのも久しぶり。何度も昔利用していた道なのにどきどきします。大阪に近づくにつれ思い出のある駅も通過。色々な大阪での思い出がかすかにめぐってきます。難波に到着。まずは長いエスカレーターで「おっ!大阪だ!」と思う出来事が。道を譲って止まっている人が右に。名古屋は左に列が出来ます。名古屋に住み始めた頃はかなり違和感がありましたがなれって恐ろしいものです。今やこの列に違和感を覚えました。「ここはまぎれもなく大阪」トイレに行きたくてトイレを探そうとします。が、不思議なもんですね。地下街である場所に立つと思い出が「あ。ここ曲がったとこにきれいなトイレあったわ。」と教えてくれるのです。名古屋ではこうはいきません。不思議です約束の場所は堺の後輩の家(私の辞めた後の後輩ですが)堺のなれた駅まで地下鉄で移動。移動手段の御堂筋線は私が住んでいた沿線で、思い出がいっぱいつまっています。各駅に止まるたび色んなその駅での出来事が思い出されなんだか懐かしくて涙が出てきました。もちろん住んでいた駅も通過。駅で降りてみたい衝動にかられましたが今日は急ぐ為、断念。目的駅に到着。ここでも記憶力発揮。友達が「ロータリーのあるとこ」と電話で言ったら「ああ、こっちの出口だ。」とすぐわかった。それからさらに集合場所へ。懐かしいみんなの顔と、随分おおきくなった子供たちの顔が。そりゃもう大騒ぎ。あと、生まれたことだけ聞いていた子供にも初対面。そこからさらに車に分乗しお邪魔する家へ。子供はすでに興奮状態。もちろん初対面の子だっています。なのに子供って不思議。母親の姿を時々確認してあとは子供同士でヒーローごっこしたりゲームしたり・・・。なにより関西の子は言う事がいちいち面白い!笑えること沢山でした。子供だけで12人!大人が11人。昼前から集まり、暗くなる夕方まで。子供のことや昔の事、今の悩みなどお互い色々話しました。帰る間際先輩が言ってました。「いつ集まってもええなあ。なんぼでも昔のこととかで盛り上がれて。」と。私もそう思いました。私は特に離れていたのに全然違和感がないし、またいつでも会えるなと思えたのがすごいことだなと。それを思うと、大阪で働いていた時は本当に中身の濃い楽しい時間を過ごせていたと今更ながら実感しました。やっぱり関西っていい!帰りは難波の「山三」に一人で寄って、ほろ酔いで近鉄に乗って帰りました。今回来れなかった同期もいるし、またちょくちょくみんなに会いに行けるといいなあ