|
カテゴリ:建築・住宅
こんにちは
さて、皆さんの住んでいる住居はどの様な形態で、何年に建てられたのでしょう? 今回の中越沖地震においても、倒壊、危険度判定により住めなくなった住居が多数出ました。 私は今回の中越沖地震に視察には出向いてませんが、 2年前のの中越地震、今年3月の能登半島沖地震ともに視察に行きました。 サラリーマン建築士として、ひとつこのブログを見ている方々に提案です。 冒頭に上げたように、現在住んでいる建物の築年数によって、対応が全て変わります。 今後関東、東北、東海、東南海、南海と大規模な地震が発生すると予測されていますが、 皆さんはお気付きでしょうか? いつか来る、 もしかしたら来ないかも、 自分は大丈夫、と思っている方が大多数だと思います。 昭和55年に建築基準法が改正されました。 これ以前の建物(マンション、戸建て)は、地震に対して緩やかな規制の下で建築されています。なので、昭和55年以前の建物が倒壊の危機にさらされています。 また、昭和62年にも建築基準法は改正されています。55年~62年の間に建てられた建物は倒壊する危険は少なくなっていますが、間取りによっては傾き、住めない状態になる可能性があります。 このような建物に住まわれているのであれば、まず自治体が行っている耐震診断を受けてください。これは、現在の耐震基準に基づき、現状の建物を診断します。 自治体によっては無料。建築士会や都道府県の行政でも行っている場合があります。調べてみて下さい。 これにより、耐震補強をするのか、建替えるのか判断して欲しいです。 2年前の中越地震の際、外壁や屋根をリフォームしたと思われる建物が、倒壊している現場を見ました。ここ2年以内に、数百万円かけて行ったと思われました。が、地震によって倒壊。リフォームの意味が全くなくなってしまいました。 まず住んでいる建物の状況を確認する。 倒壊してしまえば、圧死です。阪神淡路大震災の際に、20代前半の方が多数圧死でなくなられています。これは安いアパートに住んでいた方々のようです。学生ですから、家賃にあまりお金をかけられない。仕方が無かったと思います。 中越、能登、中越沖においては、高齢の方々が倒壊でなくなっています。話を聞くと、こうれなので、残り少ない人生のために建替えられない。というのが現状。でも、亡くなってしまっては・・・。 また、建物が倒壊することで道路を塞ぎ、災害支援の妨げになるケースもあります。 是非、この機会に今一度自分の住んでいる建物を見直して下さい。 いつ地震は来るかわかりません。 また、一度来たからともう当分来ないというのも、違うようです。 今回の中越、中越沖地震が物語っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[建築・住宅] カテゴリの最新記事
|