ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009 その2
休憩はさんで、私の夕方(5月4日)の部開始です。児玉麻里児玉桃小曽根真(以上ピアノ)シンフォニア・ヴァルソヴィアジャン=ジャック・カントロフ(指揮)J.S.バッハ 2台のチェンバロ(ピアノ)のための協奏曲第1番ハ短調BWV1060J.S.バッハ 2台のチェンバロ(ピアノ)のための協奏曲第2番ハ長調BWV1061J.S.バッハ 3台のチェンバロ(ピアノ)のための協奏曲第1番二短調BWV1063 2台の・・・は児玉姉妹が演奏して、3台の・・・に小曽根氏が加わりました。ピアノが2台で、オケより優位な響きかなと思ったらそんなことなく、片方がシンフォニアと同化して、なるほどねぇ、という感じです。第2番二楽章のピアノソロはさすがです。3台の・・・は小曽根氏のパートが完全主導。さすが小曽根、圧巻でした!!特に二楽章のジャズのアドリブとも感じられるソロは、小曽根の世界ですね!ひさびさ堪能しました。いよいよ、私のメインです。演奏曲目が変更になってました。シュ・シャオメイ ピアノJ.S.バッハ「平均律クラヴィーア第1巻」より前奏曲とフーガ第1番ハ長調BWV846第6番二短調BWV851第7番変ホ長調BWV852第8番変ホ短調BWV853第12番ヘ短調BWV857第13番嬰ヘ長調BWV858第14番嬰ヘ短調BWV859第15番ト長調BWV860第16番ト短調BWV861第4番嬰ハ短調BWV849第1番が曲目変更で追加され、しかも冒頭に!あのメロディー始まった瞬間、あまりのやさしく流れる感じに衝撃受けました。なんて、慈しむような音色なのでしょうか!そしてそのあと、8番12番と短調が続いた際に、とても暗く抑圧された印象で、ギャップに逆に驚いてしまいました。15番ト長調で爆発、そのあとはやさしさと力強さを融合する音色に圧巻です。こんな短時間に人生感じます。彼女の波乱の人生が反映しているのでしょうか。慈愛と強固な意志を、美しいメロディーにのせ、本当に感動しました。バッハの平均律クラヴィーアで、こんな表現をするなんて、すばらしいの一言につきます。ラストはオール・ヘンデル・プログラム。古部賢一(オーボエ)香港シンフォニエッタイプ・ウィンシー(指揮)合奏協奏曲ト長調作品3‐3 HWV314オーボエ協奏曲第3番ト短調 HWV287管弦楽組曲「水上の音楽」より抜粋第1組曲ヘ長調HWV348より序曲:ラルゴ‐アレグロ、アダージョ・エ・スタッカート、アレグロ‐アンダンテ‐アレグロ、エア(アリア)、ブーレ、ホーンパイプ第3組曲ト長調HWV350よりメヌエット、カントリー・ダンス第2組曲ニ長調HWV349よりアラ・ホーンパイプオーボエ協奏曲の古部さん、本当に甘い音色です。オーボエの魅力余すことなくだしてくれます。そして、フィナーレのアラ・ホーンパイプは圧巻です!!トランペットとホルンの掛け合いが気持ちイイ~きびきびした迫力で、これ聞いて、ああ今日来て良かったぁと、本当に感じました。それくらいのインパクトです。ウィンシー女史ブラヴァです!4日一日バロック三昧、ワイン飲んでハイネケン飲んで、至福の一日でした。写真はNHKのサテライトスタジオです。