白い壁にプリズムの数だけ虹が映っていました。
テレビを見ていたら、ユニークな電機製品を紹介していました。壁の好きなところに、虹を映しこむことができる機械です。ちょっとした光のインテリアですね。それで思いだしたのが、プリズムの虹です。むかしサンフランシスコの友人の家に遊びにいったとき、50センチ×15センチぐらいの大きなプリズムが3つ、窓枠においてありました。高窓から日が射し込むと、白い壁にプリズムの数だけ虹が映っていました。じっと見とれてしまうぐらいの、きれいな虹。私も欲しくなって、クリスタル・ショップで、ペーパーウェイトにも使えそうな、小さなプリズムを買いました。今は、もうなくしてしまいましたが、そのプリズムを白い紙の上におくと、弱い光だとぼんやりとした虹、強い光だと濃いくっきりとした虹が映りました。窓辺におくと、太陽が動くに連れて、虹も少しづつ場所を移していきます。プリズムの虹は、お日さまの状態に合わせて、いろいろ変化するところが、厭きなくていいところでした。また窓辺にプリズムをおいて、虹を見たくなりました。