ついにダウン?最終日をやり遂げて、緊張の糸ほぐれたゆみ。頑張りすぎはダメだねえ・・・。
銀座、最終日。会場は5時まで。 ゆみのちっちゃな体のシフトを、全てそこまでの予定で、頑張らせてきました。 ほんとはまったく余裕を持ってなかったゆみちゃん。 「いいですよー。任せてください。」と二週間言い続けて・・・ 「私は丈夫だけが取り柄ですから~。」と、みんなの穴埋めで毎日現場に通いました。 ゆみは自分にも限界があることを、忘れようとしてたのねえ。 ところが、体が正直に、29日5時ぴったりに、チャージ切れになりました。 ほんとに・・・ 10円足りなくても電車に乗れないSuicaのように、チャージ切れのゆみちゃん、 ダウンです。。。 銀座の会場は、銀座始まって以来、と社員さんが大喜びしてる大盛況だったのですが、 やっぱり各店舗の責任を背負った人たちにとっては、常にお客様にサービスを心がけながら 14日間立ち尽くす、と言うのは、並大抵の体力じゃ出来ません。 中には前半・後半でマネキンさんを入れ替える企業もありましたが、 大抵のところは、ずっと同じ方々が交代で接客していました。 もうお孫さんがいらっしゃるようなマネキンさんも元気に働いているのに、 ゆみが出来ないわけない、と思っていたのですが、 初日からしばらくの混雑の中、張り切って声を出しすぎて、すっかり声をつぶしました。 「いいねえ、お姉さんの声は澄んでいて。聞いていて気持ちがいいね。」とか、 「よく通る声で、羨ましいわ。」と言われて、いい気になっていたのか・・・ 声をセーブしなかったので、ほんとにひどい声になりました。 声を張れない、って、辛いのねえ。 いつもは「ゆみちゃんの声は、ただでさえ通るのに、大きな声出しすぎ!」と怒られるけど、 それは実は、難なく声が出せたからなんですね。 ハスキーボイスを通り過ぎて、まったく声が絡まってしまうと、音量が出せない。 風邪なら3日もすれば治るのでしょうが、今回は声帯をつぶしたらしく、 未だ治っていません。 もしかしてもう、あの美声(?)は戻ってこないのでは? 「顔と声がなんか合わないー。」と笑う黒豆屋のお兄さん。 会期中、何杯も梅昆布茶や黒豆茶をいただきながら、何とか喉を乾かさないように 保ってくれました。 変わりにゆみは、せっせとマカダミアナッツを貢いでいたのだけどね。 そう、会場で、社員さんとか、明太子のおじさんとか、昆布屋のおじさんとか、 ゆみはやたらもてる・・・と思ったら、みんなマカダミアナッツが目当てだったのよねー。 と、キャプテンに言ったら笑ってた。 南アフリカ産の、最高級の1,8センチ以上のみのマカダミアナッツ、 これが本当においしくて、(そしてお高いのですが)ゆみもいっぱい買いました。 日本ではなかなか手に入らないものです。 最終日・・・仲良くなった人たちと、ちょっと名残惜しくて・・・ 「もうすぐ終わるねー。」「あと4時間、あっという間だな。」と感慨に浸りながら、 「また夏に会えるといいねー。」と、再開を誓いつつ・・・ でも世の中の情勢で、どうなるかわからない。次、会えるかなあ。 毎回いくつかの店舗は入れ代わってる。 きっとボスは頑張ってくれると思う。 ゆみ、次回8月にまた来ますよ、とお客様に言ってしまったよ。 「あなたは、ご褒美もらいなさいよー。」と皆に言われたゆみ。 「一人で4ワゴンもよく頑張ったねえ。」「休み時間もなくて、偉かったねえ。」 そう言われると、元気が出てくる。 4ワゴンに加えて、お隣のワインのワゴンも、「誰かわかる人いる?」と言われて、 立候補してたゆみ。 もちろん途中で、イーネ・イーネのマスターのところに帰りに寄って、解説も伺いました。 ワインフェアで、仲良くなった、例のグラス4500円のラトゥールを一口くれたお兄さんが B2から時々上がってくるんだけど、それ以外は無人でした。 交代の人もなく、一人で張り切っていたゆみでした。 実は、最終日だからと、ランチは一緒に、とボスが中華に連れてってくれたんだけど、 思えばそれがよくなかったかな。 疲れ気味の胃に重かったのかな。 終わり近くにキャプテンもそろって、いよいよあと一時間、という頃に、 「今日、会場の打ち上げのあと、どっか打ち上げ行くよー。」 と言われたんだけど・・・ もうその頃には、頭ががんがん痛かった。 「もうチャージ切れです。5時までで限界。」と弱音を吐く。 5時と共に、会場はお開きになり、ゆっくりご挨拶をする間もなくて 各企業片付けに入る。 そうだった。 5時まで5時まで、と思ってきたけど、片づけがあるんだった。 「かなり具合が悪いですー。」と言ったら、「じゃあ6時までね。」となったんだけど、 そこまで、もちそうもなかった。 と言いつつ、ダンボールを「エルボーだ!」とゆみの肘でつぶしていくのに 三人で異常に盛り上がって、ストレス解消!と言いながら、笑いが止まらなくなってたら 周りの会社の方が皆、「ここはいつも楽しそうだねえ。」と呆れていた。 片付けも楽しく、会場に笑いをとどろかせていたけど・・・ それでもやっぱりゆみは具合が悪いのでした。 「楽しくなったら目が輝いてきたよ。」とキャプテンが言うのだけど、 さすがボス、「いや、顔色が悪いから、もう帰ったほうがいいよ。」と気がついてくれた。 たぶん具合が悪いから、ハイテンションになっていたのでしょう。 「本当に、無理をさせちゃったね。一人に全部任せちゃったからごめんね。」 と言うボスの声も遠くで聞こえるような気がして、 「はい。ご褒美。」と、一年分1キログラムのハーブティーのバッグをお土産にくれた キャプテンに挨拶をして、 とにかく早く会場を出ようと思った。 有終の美を飾りたかったので、弱音は吐かず、とにかくその場から、立ち去った。 時計はちょうど6時だった。 ここからです。ゆみさん。 ちょっと大変でした。 そのまま、おトイレに駆け込んだゆみ、脳が「もういいよ。よく頑張ったね。」と 指令を出したのでしょう。 そこにへたり込んで・・・ 本当はブザーを鳴らそうかと思ったのですが、以前にそうやって救急車を呼ばれた経験が あったので・・・今回は仮にもお客様じゃないのだから、大事になったら大変、諦める。 携帯でボスに連絡しようかと思ったんだけど、せっかくの有終の美。 心配かけたくないからそれも断念。 とにかく・・・ 一人で家まで帰らなければ・・・ 気合いで立ち上がるゆみさん。 どうやって歩けたのか覚えてませんが。 とにかく一番近い地下にもぐって、駅のおトイレ。 またしばらく休んで・・・気合いで銀座線。 渋谷ででおトイレ。 とにかく気持ちが悪いので、いろんな駅で、おトイレ探して休みつつ、 どこをどう休んで帰ったのか、とにかくバスまで来ました。 バスはやばい、余計気持ち悪くなりそう、と思ったのですが、座ったとたんに熟睡 したみたいで、無事目的のバス停で目が覚めました。 歩いて数分。 気力だけで歩いて、あまり記憶がなく、家のドアを開けて倒れこむも、二階まで行き、 「寝ますー。」とパジャマに着替えて、律儀にも手を洗ってうがいをして、 そのまま寝込んでしまいました。 もうおなかの中のものはみんなでちゃった後なので、吐き気も収まってました。 中華料理だったので、食中毒?と一瞬思ったのですが、 ボスはなんともないようだったし、まあゆみの疲れと寝不足かなと思いながら、 実は、イーネ・イーネの新しいメニューの締め切りが明日、 と言うのが気になっていて、とりあえず、「ダウンですー。また連絡しますー。」とだけ 伝えておきました。 何時かわからないけど、ベットの中で、「ダウンしちゃったよー。」とだけ友達に、 携帯から電話して、「早く寝なさい。」と叱られて、熟睡。 でもこの日ね、 夜中1時に親友から電話で起こされ、具合悪いと言いながら、あちらも今夜大問題を 抱えているので、ほうっておけず、二時間付き合う。。。 さてさて、ほんとに、ゆみは仕事に穴を開けたり遅れたりしたくないので、 イーネ・イーネのオレゴンフェアが頭の中をグルグル回る中・・・ どうか明日起きられて、メニュー仕上げて恵比寿まで持っていけますように、 と、奇跡のようなことを祈りながら、もう一回眠ったのでした。 やっぱ、若くないのかなあ。 気力だけでは、続かないこともあるんだよなあ。 頑張りすぎに、渇を入れられたような夜、 それでも明日は起きようと、根性いっぱいのゆみなのでした。 はたして、結果は~??? お願いしますー。頑張りたいです。。。