喜春さんの思い出1
昨夜、ある人のことを思い出していたら、夢の中にその人が出てきました。その人は故人ですが、NY在住だった粋なお姐さん「中村喜春さん」という人です。「江戸っ子芸者一代記」という、本をはじめ多数の著書があり、私は随分と励ましてもらい、病気のときも電話や手紙を頂き、ふたことめには「NYにいらっしゃい」でした。私は、頑固なこともあり、現状から逃げることが嫌だったので、NYには行かなかったけど…。私には、粋なお姐さんというよりもイギリス人のマナーに厳しいご婦人のようでした。喜春さんは、たくさんの若者の世話をしていて、その上、ボランティア活動もしていました。喜春さんの著書「江戸っ子芸者一代記」です。喜春さんが、日本に来ると必ず電話がかかってきて、「あなたサタデーはお暇?」と聞かれ、一緒に色々なところに行きました。”思い出した”ことは、喜春さんの素敵な思い出のこと。あるホテルで一緒に食事をしたあと、新しいコンサートホールに出ました。そのコンサートホールを眩しそうに見つめていた喜春さん。私はNYにはメトロポリタンとかあるのに、と思っていましたが、喜春さんには、素敵な思い出が音楽につまっていたのですね。喜春さんの真似はとてもとても出来ないけど、その本からは今でも元気をもらえます。図書館にも置いてあるところがあるので、お勧めです。