[農業]の記事一覧 | 新田てるひこの輝け郷土！　izumisano 市政日誌＆四方山話

刃金土

ため池の改修時に初めて知った言葉！「ため池作るには”ハガネ”を使ってる！”ハガネ”を使わんとため池は出来ない」ハガネ＝鋼？「そうか！焼き入れした鉄板を使用して池の土手を固めているんか？」話を続けるとどうやら鋼では無さそうです。ネット検索で理解出来ました。ハガネ＝はがねど＝刃金土（鋼土とも書きます）でした。刃金土は粘土質の土でため池の土手にはこれが無いと水を貯める池にはなりません。青い土が粘土質の刃金土です。黒いものは水漏れを緊急補修したビニール。現在の技術ではコンクリートの方が頑丈では？コンクリートでは小さな穴が開きますと広がる一方ですが刃金土は粘土質ですから穴が開いてもその穴を塞ぐ力が働き穴が塞がる様です。素晴らしき先人の知恵！！

January 10, 2021

ため池の改修

町内の一部のため池は養魚業者さんが魚を育てながらお米や野菜を育てる水を供給し冬の「じゃことり」を経て水は必要で無くなり池底が現れます。この時期を利用し池の改修に取り掛かります。町内某池は予想外の所から水漏れしているようで業者依頼しましたが想像以上にダメージ！！見えている穴は原因を探すために重機で開けたものでその奥に大きな亀裂が見つかりました。あとは専門家の業者にお願いするしかありませんが一筋縄では行くわけもありません！春には改修が終了しませんといつもの営農が出来ません！！

January 8, 2021

泉佐野土地改良区

農業協同組合、農業委員会etc.農業に関する団体はあまたありますが一般の方に取れば馴染みが薄く「何をしてるの？」まあ田んぼを所有し耕作をしている方で無いと接点も無いしよう分かりませんわな！そんな農業関連の団体に土地改良区があります。これこそ？？？？あえて私の拙い知識だけで書きますが各町単位で水利組合があり各水利組合は町内の池の管理や水路の管理等農業用水の確保等が主たる役目です。その各町にある水利組合を広い地域で取りまとめているのが土地改良区です。本市には土地改良区は複数存在し各々の地域を統括しています。中庄水利組合は泉佐野土地改良区に属し近隣の水利組合と連携し多くの事業を行っています。水利組合長は土地改良区の理事を拝命し昨日は泉佐野土地改良区の理事会があり出席。土地改良区の事業に「長寿命化事業」があり本来でしたら泉佐野土地改良区内の水路改修に予算組されていましたが各組合長のご理解により中庄地区のため池の漏水に流用して頂ける事になりました。以前より本市農水課や大阪府と連携を取りながら進めているいる案件ですが予算面で心強い支援が頂けました。水利組合単独で取り組める案件では無くそのような時に調整頂けるのが土地改良区かな！？

October 29, 2020

底樋の修理

稲作時に池の樋の劣化？により池の水が漏れていましたが農作業も一段落しましたので底樋の修理に取り掛かります。水が引き全容が見えますとこりゃアカンわ！底のコンクリート割れてるやん！早速修理を依頼しますが一筋縄ではいきません！！これでは本来の水流以外にも地下水脈が出来ている可能性も！農閑散期でも水利組合の仕事は続きます！

October 2, 2020

臼ひき

昨日は親戚、友人総出で「臼ひき」。「臼ひき」の前の工程の稲刈りと乾燥は既に済ませてあります。「臼ひき」は籾からもみ殻を取り除き玄米にする作業です。手前の袋には玄米が排出されますがが反対方向にはもみ殻が排出されます。その昔はそのもみ殻でサツマイモを焼くことが楽しみでした。玄米は精米所で米ぬかを取り除き白米となります。

September 21, 2020

二期作

昨日は地元の農家の方々と懇談。稲刈りの季節でもありひとしきりお米作り談議に。メンバーの中にＪＡに務める方がいて専門的な話にも言及。今年は稲に付く害虫が多く発生していてその害虫への対応策や使用する農薬の種類や使い方も伝授etc.。そんな中、衝撃的な事実を知る事になります！「二期作」高知県では１年に２度お米を取ることが出来ますと小学校の社会科の授業で習いましたが稲刈りは二度しますが田植えは一度しかしない？？！農業に精通しているＪＡの職員さんから「稲刈りの時に普通はほぼ根元から稲を刈り取りますが二期作では稲を１０センチぐらい残し刈り取ります。その残った稲から新しい芽が発芽し二度目の米が育ちます。収穫量は一度目よりは劣りましが十分収穫できます」これには私より先輩の方も含め一同驚愕！高知県の気候もあり二期作が成立しますが本市では無理？！それより稲作で田んぼを占有するより収益の上がるたまねぎ（キャベツも）があったからか？現在は「たまねぎ＝淡路島」となっていますがある時期までは「たまねぎ＝泉佐野・泉南地域」だった事実も知って欲しい！！

September 19, 2020

ポンプ止めました

長梅雨の後の晴天続きで池の水が減ってしまい、養魚業者さんからお願いされていました地下水のくみ上げは２週間して「新田さん、そこそこ溜まりましたのでポンプ止めてもらってもいいです」満タンでもありませんがここまでありますと養魚には支障ないようです。農家の方の中にはビニールハウスで野菜を作っている方がいますが米作り程水は要りませんから今年はこれで大丈夫でしょう？！

September 12, 2020

梅雨の中休み

７月になってから良く降りました！「雨が欲しい」と言っていたのが嘘のような久しぶりの長梅雨です。しばらくは梅雨の中休みとなるのでしょうか？梅雨明けはまだ先の様です。現状では私の管理する某ため池はさすがに満水状態ですが降雨が無いと減る一方となります。これからは農業に関して大きく水のいる事はありませんが一定の水が無いと今度は池床を利用して養魚されている方が困ることになります！！

July 16, 2020

雨が欲しい！

７月から池の管理当番になり毎日、池の水の管理をしていますが「雨が欲しい」一般の方は「梅雨は要らない」「雨の日は鬱陶しい」etc.ただ、池の管理をするものに取りこの時期に雨が降りませんと潤沢な水を必要とする稲や野菜が育ちません。梅雨があるから日本は瑞穂の国と称されるわけです。ところがここにきて池の樋（水の排出量をコントロールする栓）の不具合の報告があり水がジャジャ漏れ？より一層「雨が欲しい」どうやら雨模様の気配で胸をなで下ろしている所ですがこの時期、こんな思いをしながら池の管理をしている農家の方々が日本国中にごまんといるはず？！

July 3, 2020

梅雨はどこへ！

本市内、某所、田植えのための地下水からの農業用水確保確認！十分な降雨があれば地下水に頼る事はありませんが。例年では見る事が無い池底の土が見えていますから今年は水は少ないか？そう言えば梅雨入りが発表されましたが大阪は本格的に雨が降っていません。雨が降りませんと作物が育ちません！ゲリラ豪雨や想像を超える降雨は要りませんがある程度の雨を待っています。

June 27, 2020

御田植祭り

梅雨の中休み？晴天に恵まれた昨日はお向かいの奈加美神社で年中行事の御田植祭りが執り行なわれました。御多分に漏れずコロナのせいで最少人数で執り行われましたが農家にとり欠かす事は出来ません。まず、各町内からの提灯行列から始まります。提灯に明かりを入れ害虫を神社まで連れていきます。神社に到着すれば明かりを消し連れて来た害虫は境内に灯された大きな提灯に移ります。この後は神殿で神事を執り行います。お供え、祝詞（のりと）、神楽、玉串奉納etc.神事が終われば提灯を持って各町内に帰りますが提灯の明かりは消さなけらばなりません！害虫を連れて帰る事になります！！少ない人数での神事でしたが昨晩の神殿はこの様な幻想的な姿でした。

June 21, 2020

早稲

池の樋を開けて早々に町内では田植えが始まりました。昨日は私ところも身内総出で無事に完了し一段落！この時期の田植えは「早稲（わせ）」と呼びます。この時期に田植えしますと台風の時期までに収穫が出来ますから手間がかからず（台風で稲が倒れますと稲刈りが大変です）に済みます。昔の様に人手に頼る田植えでは「早稲」「中稲（なかて）」「晩稲（おくて）」と分けられ田植えや稲刈りを分散しました。中稲や晩稲は台風の被害に遭う可能性が高いですが収穫量が多くなる利点があります。

June 1, 2020

樋まつり

コロナがあっても季節は待ってくれません。３蜜を避けて田植えの最後の準備の小溝掘りを行いました。小溝掘りが済みますといよいよ池の「樋」を開け田んぼに水を流します。安全で十分な水の供給を願い「樋まつり」を実施！お神酒を備え安全を祈願します。

May 11, 2020

日根野土地改良区からお水分けてもらいました

２月の水路の泥上げ、掃除が済んだ後から日根野土地改良区さんから水を分けてもらっていましたがやっとウテビまで水がたまりました！ウテビ（上手樋）とはオーバーフローを防ぐために池の上部付近に設けられた水門の事を言います。満水になっても土手を超えることなく水が下流の水路に流れていきます。ウテビに対してソコビ（底樋）もあります。水を必要量欲しい時はソコビを開け必要な量だけ下流の水路に流します。

March 9, 2020

池の次は水路です

池の土手の草刈りが済みますと日根野改良区から山の池に農業用水を流してもらいます。（山の池は現在の新池中学校が建っている所にあった「新池」が無くなった事により水源が無く日根野改良区のパイプラインを使い水を分けてもらっています）昨日は、そのためにＪＲの線路沿いからダンバラ墓地を通り山の池迄の水路の泥上げと草刈り！この泥が半端なく多く毎年の事、悪戦苦闘！また、人目につきにくい箇所は不法投棄の温床となり洗濯機、テレビetc.さすがに対応できず、泥や刈り取った草木と共に市役所へ依頼となります。

February 17, 2020

池の安全管理も役目です

水利組合は農業用水路の管理や池自体の管理を担当しますが池の安全管理も大切な役目です。営農に池の水は必要ですがその池が日常生活で危険が無いようにも気を配ります。先日も池を取り囲むフェンスの扉が開いたままで子ども達に危険では？という連絡が！現地に出向きますとちゃんと施錠されているが何故？老朽化する程経年していない？誰かが扉をこじ開けたか？取りあえず市役所の農林水産課にお願いして（慣れないもので担当を勘違い改良区でした）ロープで固定して頂きこの後は中庄水利組合の上部団体の泉佐野土地改良区が対処します。

February 10, 2020

草焼き、やっと終了！

先週の池の土手の草刈りの後の焼却は雨のため出来ずに再度、組合員に来て頂き昨日、無事終了。最も大きい山の池の土手の様子！刈り取った草木は、十分乾いていたために一気に燃え上がります。勿論、消防署には届済みですし消火のためのポンプも用意しています。府道沿いの登立池の様子！小さな池ですが周りに林があり延焼には十分気を付けて作業します。ここでは延焼を防ぐために周りに水を掛けながらの作業です。合計５か所の池の草木の焼却終了で再来週には上流からの水を受けるための溝掃除が待ってます！！

February 3, 2020

池の管理

中庄水利組合の年初の全体行事は池の土手の草刈りで昨日、全員総出で行いました。中庄水利組合が管理する池は、山の池、七の池、登立池、蓮池、長池、矢畑池があります。農家の件数が減続けていますが仕事量は変わりませんからハードな一日となります！ハードと言えど無くすわけには行きません。景観のためもありますが一番の目的は草木に隠れた土手の異常を見つけるため！刈り取った草木はその場で焼却する予定でしたが昨日未明の雨により水を含んでいるために断念し来週の日曜日に再度、焼却のために組合員さんに集まっていただきます。来週の日曜日が雨だったら？もちろん、再来週に集まってもらいます！！

January 27, 2020

無事に引き渡し

７月、１ヵ月担当した池の管理ですが明日からは担当者が代わります。降雨を待ち望んだ私としては７月は雨が少なかったと感じましたが「今年は雨多かったなあ！」との声が多く聞かれましたし、よくよく考えれば上流の池の樋を開ける事もさほど多く無かったか？早朝から水を使う方が居ますがウテビまでありますから当分大丈夫か？！

July 31, 2019

降雨を願う

普段の生活をしていますと雨は降らないに越したことはありません！生活のリズムが狂います。でも今年の私は「雨降れ、雨降れ」昨今はゲリラ豪雨で一たび雨が降りますと生命を脅かす事もしばしばで不謹慎な発言になりかねませんが！！昨日の下流の池の様子！一昨日の降雨で満タンで上樋（うてび）まで来ていますから本日の開栓は必要なし！ただ今後、雨が降りませんと水の確保に奔走する事態にも！！よって歌の文句じゃないけれど「雨雨降れ降れ、もっと降れ」

July 5, 2019

農業用水の管理

いよいよ、７月１日より農業用水の管理当番となりました。夕に開栓、朝に閉栓をしますが雨が降れば？前任者に訪ねますと「雨降ったら水田の水は足りてますから開栓要りません」との事。昨日は梅雨入りと言う事もあり小雨が降っていましたから出番なし！でも取りあえず現場まで。池の水面の向こう側に新緑が続きます。農業用水を確保する必要から池は大事ですが我が町の自慢として残さなければいけない風景です！！

July 2, 2019

御田植祭

昨日は御田植祭が無事に開催されました。御田植祭の意味する所は？植え終わった稲に虫が付かないように祈願する神事です。中庄、上瓦屋、湊、各地区からの提灯行列で始まります。これも提灯に灯をともし町内から虫を連れて神社へと向かう神事の一つです。お手伝い願っているのは地元小学校の５年生。先日、授業の一環で田植えを行っていますから御田植祭にも参加してくれます。この厳かな雰囲気はとても近所の神社とは思えません。その評判が広がっているのでしょう用意された椅子では座りきれません！神事の後は提灯を持って帰りますが灯は消しませんとまた、虫を連れて帰る事になります！！

June 21, 2019

御田植祭の準備

まだまだ農家が多い近隣地区では昔ながらの風習が残っています。田植えが終わると御田植祭を行います。その意味合いは本番の時に書きますがその準備がこれまた大変！上瓦屋、湊、中庄の３町持ち回りで担当しますが今年は上瓦屋の担当です。昨日、段取りを覚えるために覗きに行きましたが議会開催中ですから役員さんにお任せして市役所へ。夕方覗きますと準備完了！四隅に竹を立てしめ縄で結び行燈を吊るす枠で周りを取り囲みます。本番ではこれに子ども達が描いた行燈が吊るされます。正面に３町の提灯が見えますが写っていませんが手前にはかがり火を焚く篝籠も用意されています。竹を支える杭もなかなか打ち込め無かったようです！（地車祭りで地面は踏み固められています）後は２０日の本番を迎えるだけです。

June 19, 2019

田植えの水が来ません！

田植えの時期になりますと水利役員は大忙し！池の管理はもちろんの事、その先の水路の管理も大事な仕事です。田植え前には水路の泥上げ等を済ましましたが水路と水路のつなぎ目の会所桝でのトラブルが！開口部は大きくないですが深さは1ｍを超えます。真っすぐには流れますが右手方向に水が流れません！どうやら内部のコンクリートが朽ちている？関係者４人の半日がかりの応急措置でどうにか流れるようになりましたが！以前は別のルートで受水していましたが土管が朽ちこのルートに変更していました。来年の田植えの時期までに会所桝の修理を完了させなければ稲作に影響が出てきます。

June 7, 2019

樋祀り（ひまつり）

田植えの準備も昨日の小溝掘りで終了しいよいよ池から田植え用の水を流し出します。溝掘りのタイミングで池の水を下流に流す水門「樋」の順調なる稼働と水の安定確保、池の安全を祈願し「樋祀り」を行ないました。本来でしたら神社にお願いしますが簡素化し水利組合役員だけで祈願し私が「樋」にお神酒をお供えし終了！営農は様々な自然の恵みを頂くことで成り立ちます。竹の先には「御幣」と呼ばれる白い紙で作られた「依代（祭りにあたり神霊が依りつくもの）」が付けられていますが地元の氏神様から授かったものです。神事は怠りません！！

May 13, 2019

昔の田植え

機械のない時代の田植えを文字で説明は無理やろうなあと思いながらネット検索していますと昔の田植え道具の写真を見つけました。紐に赤い球が等間隔に付いています、何？これ苗を前後左右均等間隔に植えるための道具です。赤い球の所を目印に植えれば等間隔に植わります！本市ではこの道具が主流でしたが他では様々な道具を使っていたようですが、様は等間隔が大事な訳で！小学生に田植え体験を指導したＳさんもこの道具が壊れ探し回りやっと見付けたとか！子ども達に田植え体験してもらうには人材も必要ですが道具も無くなりつつあります！！

May 10, 2019

お米作りの学習

モミ撒きから２週間経ち苗はここまで育ちました。発芽して間無しと言ったところで田植え出来るまではまだまだ！別件で地元の小学校の校長先生から田植えの事で相談があると？「小学校５年生の授業で田植えから収穫までを学習します。長い間、湊地区のＳさんが子供たちを指導してくれていたのがＳさんが農業をやめる？他に協力していただける方はいませんか？」子供たちには機械植えでは学習になりません。となりますと私の家の様にモミ撒きすら機械に頼るわけには行きませんし全ての作業が違ってきます。使用する道具も骨とう品！湊地区の水利組合長共々に探しますが見つかりません。八十八の手間暇かかるといわれるお米作り、子供たちには出来る事なら体験させてあげたいのですが！当たれるところは当たってみます！！

May 9, 2019

籾撒き

農業用水の準備をするのと同時進行で各農家は田植えの準備に取り掛かります。先ずは苗を育てます。田植えを人力でしていた時代は水田の一角に直接、籾を撒いて苗を育てましたが今では機械があります。苗を育てる枠に均等に籾を乗せることが出来ます。田植えまでこの枠の中で苗が育ちます。

April 29, 2019

湊地区の溝堀り

選挙活動は済みましたが農家の行事は待ったなし！昨日は湊地区の小溝堀り。上流の中庄地区の大溝掘りが告示日の７日に済みましたから下流の湊地区は投票日にとなりました。湊地区管轄にも田がある私も当然参加します。湊地区も御多分に漏れず農家が減り日役に出てくる方も少なくなりましたが田畑も減っていますから溝堀りも早々に終了します！溝堀りが終われば中庄会館横で行われる「大師講」ここで思わぬハプニングが！！

April 22, 2019

池の栓

選挙が一段落している間に農業の行事を挟みませんと！昨日は各陣営の出陣式を欠席し田植えに向けて池からの幹線水路の泥上げ、掃除の「大溝掘り」まだ５月の支線水路の泥上げ、掃除がありますがその後、田植えが始まれば上流の池から下流の池へ、そして農業用水路への水を流すために毎日、池底のゲートの開閉（水量の調整）しますが、これを三か月間続けます（初めて担当します！！）

April 15, 2019

日根野さんから水を

ため池があれば水に困らない？いえいえ、雨が降らなければため池に水が溜まりませんし間違いなく雨が降るとは限りません。中庄ではため池の水を確保するために一部は日根野水利から水を分けてもらいます。ＪＲ阪和線沿いのこのコックを開くことで町内の池に水が供給されます。昨日はこの水を分けてもらうために池までの溝掃除。一日がかりでこれだけのゴミを回収した農家の苦労はみんな知らない！！

February 17, 2019

田主

田主（たず、たぬし、たあるじ）は様々な意味と読みがありますがその一つは「たず」と読み、ため池を管理する人という意味があります。テレビの某番組で「田主」という日本語を初めて知りました。番組では一人の方が池の管理に携わっていましたが我々、地元の農業関係者は水利組合を作り集団で池の管理に当たります。番組でも池の管理の苦労が紹介されていましたが土手の管理のために草刈りをし、現れる土手の状態から劣化を見つけ修理にあたります。町内のどの池も何十年かの周期で土手の改修をしています。土手が決壊すれば甚大な被害を及ぼすのは火を見るよ入り明らか！！田植えの時期には池の樋（池底の栓）を抜き（開け）田畑に水を供給するのも大事な役目で時期が来ますと組合長と言えど単に名誉職では無く毎朝、樋を抜き夕方になりますと樋を閉めにに行く仕事が待ってます。

February 11, 2019

中庄水利組合長、拝命

平成３１年１月２日を持ちまして地元中庄の農家のトップである水利組合長を拝命する事になりました。先祖から幾ばくかの農地を相続し所有農地はそこそこあり、まあ農家を名乗るには十分だと思いますが私ごときが・・・・・。農家の付き合いは当たり前にしてきましたがそのトップである水利組合長を拝命する事は自身の中では完全に想定外！！何度も固辞させていただきましたが減り続ける営農農家、組織を維持運営するためには避ける事は出来ませんでした。２日の初寄り合いでも申し上げましたが議員と言う立場も含め地元、いや本市の農家、農業経営の一助となる様に努力します！！

January 4, 2019

更なる農業被害

過日の台風２１号は泉州地域の農業にも大きな傷跡を残しました。ビニールハウスの被害や直接、農作物への被害が言われていますがその他の被害も報告されています。台風は多くの屋根瓦を吹き飛ばしましたがその瓦が田畑に飛び込み散乱した事実があります。お米の時期でしたので稲刈りしますとコンバインに瓦の破片が噛むスルー出来てもモミに混じる！これの選別が難しい。また、稲刈りが無事に済んだとしても田畑には多くの瓦の破片が残ります。これは機械では除けません！！

October 15, 2018

逆さラピート

選挙の後片付けもままならない中、農家のスケジュールは待ってくれません！昨日は田植えでした。いきなり田植えが出来るわけありません、モミ撒きから苗を育て田植え機で使える大きさに育てば、しろかき（田んぼを耕し田植え機で植えやすい様に土の高さをそろえる作業）の後、数日後には田植えをしなければなりません。ラピートに一番近い田んぼかと？だって、あぜ道の中に境界を示す赤杭がありますから！ふと気づきました、水面にラピートが逆さまに映っている!!

May 28, 2018

田植え

１ヵ月かかって庭で育った苗をいよいよ植える時期が来ました。もっとも数日前には「しろかき」と言って田んぼの土を平らにする作業があります。この作業を怠りますと機械で植えていきますから深い所がありますと苗は土に届かないことになります！手で植えていた数十年前は深い所があると周りの土を瞬時に持ってきて平らにならしてからしてから植えるという裏技？を使ったものでした。昨年は田植え機の保守点検を怠りエンジンを焼き付かすというアクシデントに見舞われましたが今年は順調に進み午前中に終了。１時間強もあれば１反（３００坪）を植えることが出来ます。

May 28, 2017

２０日後

かなり育ちましたがこれではまだ無理！後１週間か？

May 20, 2017

小溝掘り

昨日は、毎年恒例の小溝掘りでした。小溝掘りとは田植えのために田んぼに水を入れる前にする支線水路の掃除を言います。溝堀と呼ぶのは昔の水路の擁壁は土で出来ていてよく埋まっていた時の名残でしょうか？幹線水路の掃除は大溝掘りと呼び、既に済ましています。市内各地である水路は農業用水を流す水路は農家が管理し個人の所有する水路は個人の責任、その他は原則市の管理となります。この時期は季節柄どの水路も草だらけ！水路の雑草の苦情が多くなりますが農業用水路の問題は昨日で一件落着！さて小溝掘りが済みますと「樋まつり」と言って池の水を止水している「樋」にお清めのお酒を掛け安全祈願をする神事があり済みますといよいよ池から水が流れ出します。

May 15, 2017

モミ撒き

昨日、午前中は奈加美神社で昭和の日をお祝いする神事が斎行され出席。神事が終わり本来なら直会となるところですが「モミ撒きありますから帰ります、身内寄ってますから」「そうですか。うちとこは農協に全て頼んでますねん！それほど費用も掛からんし何より楽ですから！」「ええ、手間かかりますが身内が手伝ってくれますから」「身内が集まるのはええ事です」帰宅しますとほぼ終了で最後のモミ撒きの写真。このモミに毎日水をやり田植え機で田植え出来る大きさまで育てます。機械でやりますから最小２人もいればできる仕事ですが集まった身内総勢１１人！ここから農協に委託する以上の費用をかけ懇親会が始まります。

April 30, 2017

地元の事情

「太陽光発電は国が推進する事業」という理由だそうです！ですから地元の農民や農業委員会が何と言おうと地目変更の可能性は残るとは法務局　岸和田支局　統括登記官の見解でした。現状では地目変更は無理との見解を出しながら「工事が進み造成を行い太陽光パネルが設置されだせば現状が農地で無いと判断する」と言っていた。ちょっと待て、現状が「田」のままで工事が進む、ましてや私道を我が物顔に通行する行為は黙認か？「太陽光発電は国が推進する事業」それで何処もかしこも太陽光発電！今や日本中何処行っても見かけます。本市でも取り立てて珍しいものでもありません。じゃ何故地元が反対しているのか？だだっ広い平地の「田」に設置されるのであれば我々はここまで反対はしません！この度設置しようとしている場所は池の土手下。その池は我々農家の大切な農業用水をため込むところ。ですから管理は地元の水利組合が実施します。毎年１月には農家総出で土手の草刈りもします。土手ぎりぎりまで太陽光パネルが設置され草刈り機で小石でも飛んだ日にゃクレームですか？賠償ですか？何より土手が決壊しパネルが水没でもしたら責任は管理者の水利組合？紙の上からではそんな問題は見えてきません！だから地元の事情を熟知する農業委員会があるのです！！

October 14, 2016

こんな事されたら農業委員会制度は崩壊！

その「市街化調整区域内農地」に有ろうことかソーラーパネルが設置されだしました！農業委員会が転用を認めた事実が無いのに！！何故？そこで業者が直接、法務局に直訴！本市の農業委員会が法務局まで出向き絶対に地目変更を認めないでほしいとお願いしたのにも関わらず、本市の農業委員会が法務局に出向いた翌日に田から雑種地に地目変更の登記をしていたというから開いた口が塞がらん！！こんな頭越しのやり方されたら農業委員会制度は崩壊！誰も農業委員会に申請しません！地元の事情を知り尽くす人が農業委員会に在籍するから農地を適切な状態で守っていけます。元「市街化調整区域農地」は進入路がありません。正確にいうと接続する公道がありませんが多くの農家の方々のご厚意により個人の土地を通らせてもらって農作業を継続してきました。あくまでも農作業のための私道です。公道も無いからソーラーパネルの設置は出来ませんよと言うてるのにも関わらず法務局は地目変更の登記を強行実施！！業者は搬入する自動車を通行しやすくために私道に鉄板を引くというやりたい放題！

October 13, 2016

法務局が農業委員会を無視した！

法務局に怒り心頭です。農地を農地以外の目的で使用する時には地元の農業委員会に申請して転用と言って地目の変更を認めてもらいます。もちろん地目変更の事務手続きは農業委員会の仕事ではなく法務局の仕事となります。また、「市街化調整区域内農地」と言って市街化を抑制する農地ではなおさらの事、転用は厳しく制限されます。農業委員会は地元の農業に精通した方々で構成され書類上だけでは見えてこない様々な事情を鑑み判断を下します。農業委員会が永年、転用を認めなかった「市街化調整区域内農地」が地元に存在します。様々な要因を知り尽くす地元の農業関係者が転用されたら問題があると主張し続けてきた農地でした！その「市街化調整区域内農地」に有ろうことかソーラーパネルが設置されだしました！農業委員会が転用を認めた事実が無いのに！！

October 12, 2016

秋、始まる！

晴天の中、秋（この辺では稲刈りを「秋」と表現する）始まる。ラピートにこれだけ近い田んぼは他にないのでは？柵すらありません！刈り取ったモミは乾燥機で乾燥させますが乾燥機が故障して灯油が焚けません！ですからモミを送風だけで乾燥させますので３日間かかります。（灯油を焚きますと１２時間もあれば乾燥は終わります）それが終わると残りを刈り乾燥機に投入しますが乾燥機の容量がありますから後１回では終わりません。でも、自然乾燥に近いですから美味しさは抜群かも！！

September 10, 2016

農家を引き継ぐという事

本年の行財政委員会は施策評価を実施しています。２４日には「ひとり親家庭への支援」昨日は「農業振興」を対象としてヒアリングが行われました。本市の農業振興のために様々な事務事業が実施されています。１、農業委員会運営事業　２、農業振興補助事業　４Ｈクラブや生活改善グループの活動の支援。　３、農業共済組合助成事業　農業共済組合へ補助金。　４、土地改良調査調整補助事業　土地改良事業関係団体の研修会等の実施。　５、農業用施設維持管理事業　貝の池、新滝之池、大細利池の管理を行いゆとり空間として一般市民に提供。　６、経営所得安定対策事務事業　水田経営を行っている農家に赤字補てんの交付金を支給。　７、農業地域力創造推進事業　市街化調整区域内の農地の賃借の調整。これだけ多くの農業振興のための事務事業があります。私自身も営農継続という問題に直面する当事者でもありますが市で行える事業には限界があり解決策にたどり着いていません！いや、日本の農業には悩ましい問題が山積し国家レベルでも解決に至っていない半面、本市でも問題なく農業経営している方もいますから私の努力不足か？

August 30, 2016

水の権利

中庄地区には多くのため池があり田畑に農業用水を供給しています。下流である湊地区にはため池がありませんから中庄地区のため池から水を貰うことになります。ですから水路も共用しますから水路の維持管理も中庄の農家の方々と一緒にやります。昨日、湊地区の農家の方が来られ「新田さん、湊に水来ません！中庄地区の何処かでせき止めていると思うのですが！」「勝手に堰開けることも出来ないし、トラブルになっても困るし」まあ、中庄地区がいくら水を使っても足らないという事は無いので下流に水が来なという事は聞いたことはありませんがどこまで行っても湊地区は貰う立場で謙虚です。歴史的に見ても農家にとって農業用水確保は死活問題！日本全国で水のトラブルは多くあったと側聞します。さて、顛末は？この時期は中干しといって水田の水を抜き土を乾燥させます。その後に再度、水を入れますがその水を入れるために堰を閉め水の流れが変わっていたことが判明し水利の役員さんに堰を開けてもらって一件落着！！農家の一員である私の立場でも水利の役員さん抜きでことを運ぶことはご法度です！

August 5, 2016

農地を守るという事

昨日は田植えでした。この日に合わせ１ヶ月前から籾撒きをし苗を育ててきました。さて、田植え機に苗をセッティングし、いざ田植え、あれ田植え機の調子が悪い！どうやらオイル切れか？１年に１度しか使いませんからメンテも行き届きません！急遽、馴染みの農機具屋さんから別の田植え機をお借りすることに。また、田んぼの真ん中で止まってしまった田植え機を移動させなければなりませんから本日は使う予定がなかったトラクターも出動！２時間遅れて６００坪の農地の田植えが完了！これで終わりではありません。愚図る田植え機をだましだまし、無事にすべての田植えを終えました。これからも稲刈りまでの管理がありますが町内に協力してくれる兄弟他、たくさんの身内があってこそ出来る事！自分だけでは先祖からの農地を守っていくことは到底できません。何よりかけるコストに見合う収入なんて期待する方が無理！米買った方が数段安い！刀折れ矢尽き、泣く泣く田んぼを手放す農家の方々を誰が責めることが出来ようか！！

May 30, 2016

大溝掘り

昨日は、大溝掘りでした。大溝掘りってなんなんよ？大溝掘りは田植えの時期を迎え、ため池から田んぼに水を流すための水路の草刈りや掃除をする作業を言います。昔の水路の土手は土で出来ていて手を入れなければ埋まってしまったのでしょう！ですから今でも溝堀りと呼びます。一部の作業風景です。昨日は総勢２０名超の農家の方々が作業をしています。大溝掘りがあれば小溝掘りもあります。昨日の大溝掘りは言わば幹線水路の掃除で後日、それに繋がる末端の水路の掃除も実施します。本市では下水路の普及率が低く多くの生活排水や雨水、汚水も農業用水路に流されることになりますので水路の汚れは半端ないです。大溝掘りは下流の湊地区と共同の作業です。湊地区も中庄にあるため池から水を貰っています。ですから昔から両地区は水を介して密接な関係を続けています！

April 18, 2016

秋！

「秋、済んだけ？」「秋、今日する！」この場合の「秋」はシーズンを表しません。稲刈りをさします。昨日は、町内で用があり少し歩き回りました。町内には農家もまだまだ多く、専業農家の方も多くいます。日曜日は雨の予想で土曜日に急いで「秋」に取り掛かる多くの方にお会いしました。「まだ、下は濡れてるけど雨降られたら出来ないし！」現在の「秋」はすべて自脱型コンバイン（稲刈りしながら同時に稲わらと稲穂と分けます）でしますから濡れていますと稲から稲穂がうまく離れません！さて、「秋」済みますとキャベツを植えますからたくさんのキャベツの苗にも遭遇しました。後輩の６０，０００坪農家ではこの苗を50万苗？用意するとか！

September 6, 2015

耕作面積６０，０００坪

昨日、久しぶりに山手の葬儀場へ。お世話になった身内の方のお葬式でした。席についていますとＪＣの後輩が隣に、暫し雑談。この後輩は北海道の大規模農家を除くと日本一玉ねぎを育てている（未確認情報ですが）とこの後輩の親戚から聞いたことがあります。「この季節はお米やなあ」「最近、今までにない作物も育てていますよ」「何？」「レンコンや落花生」「へえ、レンコンって沼田しか育たんやん」「日頃から水の引かない田んぼがありそこで育ちます」「でも、レンコンって収穫が大変やん」「ええ、現在は収穫できる人も足りてますねん」「ところで耕作面積１３町（３９、０００坪）やでなあ」「いえいえ、今は２０町（６０，０００坪）」本市産のレンコンや落花生が店頭に並ぶ日も近い？

July 7, 2015

季節は待ってくれない

４月は、２回の選挙があり大忙しの毎日でしたが季節はどんどん進んでいます。この時期は、田植えの準備を進めなくてはいけません。まず、手始めは農水路の確保です。田植えが出来る状態の田んぼの準備が出来ますと池から農水が流されますがその前に農水路の掃除をしなくてはなりません。昔から「みぞほり」と呼びます。農水路にたまった泥や雑草を取り除く作業ですがその昔は土で出来た溝ですから冬場の使わない時に埋まってしまっていたのでしょう？ですから「みぞほり」と呼ぶのでは？水路にたまっている泥というよりヘドロ？下水の普及が進んでいない本市では生活排水や処理されているといえ汚水も流されますからこの状態です。においも強烈！田んぼが湊町管理部分にもありますから湊町水利組合の作業にも参加します。農水路は南海電車の線路の下も通ります。農水路の管理と並行して各々の農家では田植えの準備にも取り掛かります。

April 28, 2015