町の鍛冶屋さん
「暫しもやすまず槌打つ響き・・・・・」村の鍛冶屋さんという童謡の一節です。近所にも我々タオル業界を支えてくれる町の鍛冶屋さんがいます。毎分650回転超という現在のタオル織機ではなく150回転も回らない織機でタオルを作っていた時代では部品が壊れれば町の鍛冶屋さんの出番です。部品が割れれば溶接でつなぎ合わせ、摩耗すれば肉盛りで元通り、多くの無理難題をこなしタオル業界を支えて頂きました。余談ですが野出町にはタオル織機を作る鉄工所もありました。私自身で40年超のお付き合い父親の時代からすれば70年超お世話になった?その町の鍛冶屋さんから廃業の案内が届きました。現在でも古い織機は現役で活躍していますのでこれから機械の修理はどうしたらいい!様々な面で産地の機能が失われつつあります!亡くなった先代にはよく叱られ、また可愛がっていただきました。政治の世界にも身を投じられ市議会議長を務められ議会応接室に行きますと元気なころのお顔を拝見出来ます。